2021年7月17日土曜日

菅総理の能力のキャパシテイー超え?:都合のいい情報しか取り込めない

 

新型コロナ対策、東京五輪、解散総選挙と問題山積、国民の不満が高まるわが国で一番問題なのは、菅総理の能力のキャパシテイー超えではないか。自分に都合のいい情報しか取り込めないから発する情報も民意を逸脱している。 

メデイアの世論調査でも菅政権の支持率は37%、東京に限れば28%の低さだ。 

新聞報道では国会での菅総理の答弁で「承知していない」という常套句が42回見られたという。場所は国会審議だぞ。ただ事ではない。 

最近では西村担当相が「自粛要請に応じない飲食店に対して金融機関から圧力をかける」事案が明らかになり批判が高まった。菅総理は「知らなかった」と言うが、関係閣僚会議で事務局が資料を提出していることが分かり、菅総理は謝罪した。

資料にたとえ書いてあったとしても誰かが声を上げて「異論」を発し、どうするか決めないことには菅総理の頭には入らないのだ。 

菅総理が出席した会議では挨拶も事務方が書いた文章の棒読みだ。最後の菅総理の総括も棒読みでは、何時自分の考えを述べるのか。 

下手に自分の考えに拘ると関係者、周囲を振り回し混乱をきたす。東京オリンピックの「有観客か無観客か」でギリギリまで結論が出なかったことだ。 

逆に、自分に都合のいい情報を取り込むようになる。 

新型コロナ対策では感染者減少にはワクチン接種が最良の手段と見ている。ワクチン接種を推進するのは分かる。英国でのデータからワクチン接種が40%を超えると免疫が働き感染者数が減少に転じると発表した研究所の担当者を官邸に呼び説明を受けたそうだ。 

日本はいまだ全人口の20%が2回目の接種を終わった状況だ。専門家に言わせると70%が接種を終われば可能性はあると言う。菅総理に言わせると10~11月に希望する国民に接種が終わると言うが、若者層で接種拒否の割合が高いという。 

政府の意向が国民に徹底できない状況になっている。問題は政権が国民に信頼されているかどうかだ。 

又、一国の総理ともなると会議も多いし、1日に会う関係者も30人に上る。面会者を調整するのが秘書官の仕事だろうから必要な人と会うのだろう。でも菅総理の記憶に残っているのか。 

総理ともなると情報量が桁違いに減ると言う。菅総理には信頼できる側近連中がいないから大変だろうと見られている。安倍政権のときは信頼できる(?)秘書官に任せていたと言うし、アドバイスを受けていたと言う。 

菅総理も今、首相補佐官など側近連中の見直し人事をやっている。脱安倍を目指すと言う。 

今、重大な関心事は総裁選、解散総選挙だろう。しかし新聞では側近と思われていた政治家が引退表明したり、側近官僚の小此木さんが辞任し菅総理のお膝もとの横浜市長選に出馬しIR構想をつぶすと言う。

更には総選挙で公認争いが発生、安倍、麻生vs二階は菅政権にどう影響するか。菅さんに調整能力はない。主導権は他の人が持っているのだ。

我々の生活は菅総理の能力いかんによっている。

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