今後の日本の惨状につながることになるか、「国民の安全、健康」を守れるか。この1週間が本当の山場だ。
東京は14日、新感染者数が239人、前週比109%で目標の70%に達しておらず、200~300人台で「下げ止まり」、緊急事態宣言解除は140人以下は厳しいがステージは2と言う。
もうこれ以上下げられない、ステージは2と言うことで緊急事態宣言解除の考え方も出てくるだろうが、そうはいかない。変異種が各地で発見され、市中感染の疑いも出ている。専門家は近いうちに変異種が主流になるだろうという。重要なのは検査でゲノム解析をすることらしいが対応が遅れている。
先行する神戸市は15%から39%で見つかっているというと、すでに全国でもその状況かもしれない。感染力も強く、死亡率も高いというから注意すべきだ。
こういう状況下で21日はどうなるのか。
先の宣言延長の動きの時、小池東京都知事が先走りし他の3県の知事の信義を侵す動きをし、今回はリーダー的動きは出来ないのではないか。官邸、自民党はなんでも政争の具とする小池知事に警戒感を強める。
やっぱり、西村担当相が窓口となり、各知事の要望、専門家の意見を集約し菅総理が最終決断することになるのか。
テレビのニュースでは控えるべき人出が増えているという。特に深夜の10時頃がピークで、飲み屋で飲んでいるシーン、外出し人出が多いとコメントしている若者を見ると「お前は何なんだ」といいたい。
それだけ、都民、県民の不満は高まっているし、「気に緩み」が出ているのだ。
都知事は「我慢」を訴えるが、都民は宣言緩和、解除の基準が分からないという。そういえば、東京都は140人以下、西村さんは500人以下、専門家はステージ2という。
政府の解除条件はクリアーしているように思える。経済優先の菅総理にしてみれば再延長は避けたいところだろう。自らの「2週間の延長」判断の責任問題にもなるが、「国民の安全、健康」を守るのも総理の責任とも言っていた。
さて、どう判断するか。菅総理は総務省接待疑惑が自らにも飛び火しそうで何時政治責任を取ってもおかしくない人間だ。再延長を宣言し辞任と言う手もある。
ところで、数理統計や経済の専門家の感染状況のシミュレーションの評価はどうなっているか。もう一度解除時の感染者数300人、実効再生産者数1.2?、ワクチン接種率など現状を反映した予測をもう一度やってみたらどうか。21日以降の感染者数がどうなるか。
5月の連休ごろ、7月のオリンピック開催のころ、総裁選挙、総選挙の頃の感染者数の動向が知りたい。
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