2021年3月26日金曜日

役に立っているのか、「今日の東京の新感染者数」速報と小池知事のコメント

 午後3時過ぎになると、テレビは「今日の東京の感染者数○○○人、○日ぶりの○○○人超え」の速報が流れ、夕方には小池東京都知事が評価するコメントが流れえる。

25日は東京の新感染者数394人、1日あたりの感染者数が6日連続で前週同曜日を上回ったという。小池知事のコメントは「リバウンド防止期間、日中も含め不要不急の外出禁止、営業時間短縮、イベントの開催制限」など当たり前の注意を繰り返す。リバウンドを防止しなければならない必要性はわかる。

でも、テレビを見るたびに「もうやめてくれ」と言いたい画面が2つある。一つは速報で東京の感染者数を報道することが役に立っているのか。実家に帰ろうとすると、「東京は大変ね」と暗に帰省をけん制される。

2つ目は、小池知事の右に少し頭を傾け右斜め上を見てコメントするお決まりのポーズだ。コメント内容も何回も聞く内容だ。最近は「県民、都民の皆さん」と言い出した。一都3県での知事の行動の統一を図ろうとしたが黒岩知事に内情を暴露され、小池知事が「普通のやり方」と言うのが「ウソをついていた」やり方だったことから一気に信用を失った格好だ。

しきりに政府の尻をたたき、「やってる姿」を見せつけていることはわかっていたが、政府の政策に支障をきたすようなやり方はまずい。安倍政権時、小池都知事がロックダウンなどの話を持ち出したために国民の動揺を抑えるために緊急事態宣言発出がおくれたと新聞が報道していた。

もう1都3県をまとめる力はないが、驚いたことに島根県知事が小池都知事は新型コロナを議論する全国知事会にも出ていないという。自分が目立たないことはやらないのだ。その代わり、東京都の感染防止関連のCMに自ら出演している。都庁の話では自らの出演を前提にCM提供を許可したという。

いたるところで顔を出すので存在感、出てきた時のインパクトが薄れているのだ。

東京の感染者数○○○人の速報、小池都知事のコメントの効果があるのか、役立っているのか。「慣れ」「気の緩み」の要因になっていないか。



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