日、米、英、韓国、カナダ、オーストラリアなど14か国がWHOの起源解明で中国寄りの報告書に「懸念表明」の共同声明を発表した。調査は大幅に遅れ、中国の隠ぺい、拒否、誘導の下ではとても調査の透明性は認められない。
専門家主導による干渉、不当な影響を受けない第2段階に調査が必要と言う。特に未知の感染症では中国の影響を受けない調査が必要なのだが、中国本土での調査は無理だろう。
2019年の12月ごろだったか、武漢の眼科医が「不思議な肺炎がはやっている」と警告を発したが中国当局により隠ぺい、実態がわからなくなった。
すぐに原因と挙げられたのが「ウィルス研究所からの漏えい」説だった。しかも人間には移らないという内容だった。
このウィルス研究所は米国も出資しフランスの技術で建設されたという。当初はいろん国が運営に関与していたが、そのうちに排斥され中国が運営することになったそうだ。新聞報道でも中国中からコウモリを集めてウィルス研究をしたというから、生物兵器の開発も疑われた。
この武漢を起源とする「ウィルス研究所漏出」説の他に「輸入冷凍食品」説、「コウモリを介入した中国以外の国」から始まった説、などが挙げられるが、習政権は武漢起源説を頑なに否定、中国を訪れたWHOのテドロス事務局長も習主席とともにバンでミックを否定、その後の世界的感染拡大の要因になった。
宿主を介しての人間に感染したことはわかっているが宿主の動物を特定すらできていない。
そして2019年12月の174例のデータ提供も拒否されている。
WHOの調査団が中国に入った時もすぐに調査活動ができず、足止めされた。その間に中国が隠ぺい工作をして取りつくったいたのだろう。許可が出た時は有力な証拠はない状態だったのだ。
米国の指摘していたウィルス研究所からの流出説も「極めて考えにくい」という。
米国は「中国寄りの調査」と批判、ブリンケン国務長官は「方法と家庭に懸念を持っている」と中国政府の意向が色濃く表れていると指摘している。
中国が対象国である以上はこれ以上に究明は難しいか。WHOをはじめ国際機関にカネと人材を派遣している中国の戦略に効果があった一例になるか。
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