バイデン政権の「尖閣への安保適用」発言について、「主権が及ぶ」と言う意味の発言をしたかと思うとすぐに撤回する始末で本気度が分からなかったが、読売新聞(2021.3.5)のスクープ(?)で米軍が尖閣沖で物資補給の訓練を計画していたことが分かった。
先には米国が中国に対して「尖閣への領海侵犯を止めろ」と警告したばかりだ。
南シナ海での中国の海洋支配の既成事実化を させないために米軍の艦船が南シナ海での自由航行を強行、現在はドイツ、イギリス、フランスも艦船派遣し米国の対中けん制を応援している。
それが尖閣諸島の東シナ海まで伸びてきたのだ。中国は日中間の騒動をエスカレートしたのか、海警船への武器使用が出来ることを決定、日本政府は警戒を強めて日本漁船の警護に当たっている。
一方、日本も中国の尖閣上陸などの事態に当たり「危害射撃」の見解を示した。
今回の米軍の訓練は単独訓練で尖閣への有事の際に在日米軍が出動する場合の物資の投下、回収訓練だという。
日本にとっては一歩も二歩も前進だ。
しかし、今後は日本の自衛艦船も尖閣から南シナ海への航行の自由作戦に参加しなければならない展開になるだろう。その時、安倍政権で成立した「集団的自衛権行使」が再び注目されるだろう。
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