2020年4月4日土曜日

緊急事態宣言の前に:3「蜜」回避、手洗い励行、外出自粛、営業自粛の徹底を 自ら命を守るために


緊急事態宣言が何時出されるかがメデイアの注目だが、その前に3「蜜」回避、手洗い、不要不急(特に夜間)の外出自粛、クラスターが発生しやすい施設の営業自粛、そしてイベント類の自粛の徹底をやったらどうか。

4日は好天で驚いたことに近くの公園は子供や親が集まり遊ばしている。これが新型コロナウィルス感染拡大で「危機が迫っている東京なのか」と疑う。何故か、外出自粛が緩んできたのではないか。

おりしも在日米大使館が日本にいるアメリカ人の帰国を促している。感染者数が少なすぎ実際の感染者がわからない。医療体制も破綻しているらしい。だから「アメリカへ帰れ」というのだ。日本よりアメリカのほうが大変だと思うのだが、日本も実態はひどいと考えているようだ。

案の定、午後4時ごろテレビがテロップで臨時ニュースを打った。「東京の新規感染者数が120人になった」と。

一方、テレビのニュースは、好天下での桜の満開の映像を伝えるが人では地元の人たちの散歩ぐらいか。百貨店は臨時休業、飲食店も休業だ。中には12日まで続けるという。都知事の要請にこたえているのだ。

確かに東京は人口も多く、感染者数は773人で日本全国の20%、1日の新感染者数は4月3日で全国の25%に該当する。今まで最多の感染者数を出した3日の89人の内訳は55人が感染経路不明者だ。今まで40人ぐらいだったが急増しているのか。

問題は繁華街とか歌舞伎町など歓楽街で遊んだことを言わない感染者もいるのではないか。だからバー、ナイトクラブなどをクラスターが発生する場所と見ている。そういうところへの外出、接待飲食を避けろというのだ。

連休前の緩みが都民の中に出てきているのだとすると4月8日からの外出自粛要請の成果が心配になる。

都民にインパクトを与えるためにも首相による緊急事態宣言を出したほうがいいのではないかと思われるかもしれない。

でも、外出自粛は要請であって強制力はない。施設、イベントなどの使用制限も要請であるが強制力はないが場合によっては指示ができる。そのほかにも医療などいろんなことが決められているが、生活に必要なこと、銀行など金融サービスは営業できる。

首相の緊急事態宣言は大将区域を定めてできる。だから都知事の要請より首相の要請のほうがインパクトはある。やるんであれば早いほうがいいと思うが安倍総理の腰は重い。「ギリギリで持ちこたえている」と先延ばしする。

海外で見るような「都市閉鎖」は改正特措法ではできないようだ。だからこそ、外出自粛、営業自粛を徹底しなければならないのだ。お上から支持されるのではなく国民一人ひとりが問題意識を持ち励行することだ。

4日は東京で新規感染者数の増加が120人を越えるようだ。その内訳がどのように解析されるか。院内感染、感染経路不明者、クラスターの発生状況など知りたい。

一方、朝日新聞2020.4.3「韓国医療崩壊しないわけ」という記事が眼に留まった。政治経済で何かと日韓関係はギクシャクしているが、新型コロナウィルスの対応では日本の上を行っているようだ。

当初は検査に次ぐ検査で感染者が急増し世界から批判の的だったが、どんどん検査し隔離や治療へ振り分けたのだ。検査しなければ何も分からないだろうという。

感染ルートも日本は感染者からの聞き取りだから不明な点も多いが、韓国ではキャッシュカード、携帯電話のGPS情報から容易に移動ルートが判明し感染者の特定ができるようだ。

MARSで死者が出たことで医療制度も整備されベッド数も十分に確保されているという。

日本はベッド数を減らしたり、地方の効率の悪い病院の統廃合が検討されている。これも新型コロナウィルスがアベノミクスに警告を与えてくれたことになるのか。

とにかく我々都民にできることは3「蜜」回避、手洗いの励行、不要不急な特に夜間の外出自粛の徹底だ。

小池都知事はみんなの命を守るためだという。

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