2020年4月24日金曜日

新型コロナウィルスの今こそ最澄大師の「一隅を照らせ」だ:

「それぞれ国民一人一人が自分の立場で最善を尽くす」ことが、新型コロナウィルスによる感染拡大を阻止するために、今こそ大事ではないのか。

「一隅を照らす」とは、天台宗を開祖した最澄が「人々を幸せに導くための国宝的人材を育成するため」に書いた「山家学生式」の冒頭に書かれた最澄の教えだ。

今、新型コロナウィルスによる感染で多数の人が感染し、死亡している。正常な生活が維持できない状況が世界的に広がっている。

政府は「人との接触を最低7割、極力8割」削減し感染者数の減少を目指し、緊急事態宣言を発出し、外出自粛要請、休業要請しているがなかなかうまくいかない。

テレワーク、在宅勤務で外出自粛、休業要請で人込みを作るな、人込みに出るな、マスクなしで1m以内15分は濃厚接触になり感染の危険が高い、手洗い励行など政策を打ち出しているが、どうしても出社しなければならない人、町工場で出社しなければ仕事にならない人、休業すると収入がなくなり生活できない人、欲望に勝てず歓楽街で遊ぶ人、いろんな立場の人がいる。

しかし、「自分の身、命を守るため」「他人にうつさないため」何をすべきか、自分の立場で最善を尽くすには何をすべきか。

しっかり考え行動できる人が「国の宝だ」と伝教大師最澄は教えているのだ。


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