2020年6月9日火曜日

今日の新聞を読んで(361):迫りくる第2波、夜の接客業は「リスク」より「快楽」か

新型コロナウィルスの第2波が心配されている今、新感染者に夜の接客業の割合が多くなってきた。事業者もさることながら利用者も「リスク」より「快楽」を求めているのか。

東京は5月25日に全面解除され、6月1日に経済再開に向けSTEP2に移行したが2日には34人の新感染者数が出て東京アラートを発動した。東京アラートのモニタリング指標はすでにオーバーしている指標もあったが、総合的判断で発動が遅れていたことになる。

新聞報道では東京の感染者数は5236人(5月31日)、この中に「夜の街の接客業」が181人いるという。職業別にみると、会社員1152人、医療関係者530人、居酒屋などの飲食業214人に夜の接待業が181人だそうだ。

接客業でも感染経路不明者が76%、20代が圧倒的に多い。

テレビの情報番組を見ていても接客業界の事情もあるようだ。月100万円の支払いが迫っている。営業しなければ生活が厳しい。営業しなければ従業員が他店に移っていく。安全対策を取ってやっているところとそうでないところを一緒にしてもらっては困る。

問題は利用客にもある。「感染のリスク」より「快楽」を求めるのか。「「久しぶりに楽しかった」「ストレスの解消になった」など安易な考えが多い。

夜の接客業界で増える感染者に対して東京都、政府は安全対策のガイドラインを決め、適合している店には適合マークを付けるという。従業員には定期的なPCR検査を実施させるという。

181人中の女性は110人、男性が71人、20代、30台が136人と多い。これは従業員で、反対に利用客はどうだったのか。そこがわからないと対策も一方的だ。

マスクで顔を隠しての接客もいいのか、1m離れたところに座り、会話も控目で満足できるのか。

夜の接客を利用する人がいるから、接客業も成り立っている。要は国民の考え方一つだ。「リスク」より「快楽」を優先するのか。人出も増えてきたという。感染拡大の機会も多くなった。

1、2週間後の新感染者数がどうなっているか注目だ。

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