2020年6月14日日曜日

東京都知事選候補者:何故、小池さんに対抗する政治家が出てこないのか


18日に告示が迫る東京都知事選に宇都宮さん、小野さん、小池さんが正式に出馬表明し、そのほかに候補者の名前が挙っているがれいわの山本さんもどう決断するか。東京には170万票のミーハー票がある。どう動くか。

何で此れほどまでに文春砲が数々の疑惑を打ち込んだのに小池さんの再選を阻止するために出馬する人材が他に見つからないのか。自民党にいてもくすぶっている議員、東京を足がかりに国政に出ようとする人材はいないのか。

東京都知事は絶大な権力を持ち、豊富な財源(今までは)で一国一城の主だ。魅力があるが、欲に目がくらむと猪瀬さんや舛添さんのように任期途中で辞任することになる。

国民民主や立憲民主が野党統一候補立てられればいいが、政党設立時のうらみつらみが根深く、政党支持率も0~5%ではどうしようもない。

下馬評では丸川さん、前川さん、蓮ほうさんの名前も挙っていたし、優秀な官吏では経産省出身で行政改革に取り組んだ古賀さんだっているではないか。どうしてこういう人が名乗りを上げないのか。

何故か考えてみた。

人気、知名度でも小池さんには劣らないが、今回の新型コロナウィルス対応でメデイアは小池さんの虚像を作ってしまった。安倍総理や西村担当相を上回る「やってる姿」をテレビで全国に見せつけた。

対抗できるのは大阪府の吉村知事ぐらいか。新顔の小野さんが維新の会の推薦を受けたのも分かる。

張り切りすぎて小池さん新型コロナウィルス対策の生活、事業支援で1兆円に上る支援策を打ち出し、近隣の自治体の知事が「うちは東京のまねはできない」となげいたものだ。東京は財政調整基金の9000億円をほとんど使い果たして今後は緊縮財政しかない。すべては自分の選挙対策を見られている。

更には、東京オリンピックの1年延長による出費増の負担額が3000億円とも言われているし、オリンピック後の施設の維持管理費が巨額であり都民の負担に強いるところが大きい。

これらは小池都政の「負の遺産」であり、難しい財政運営になるが誰も「小池さんの尻拭い」はしたくない。ここは小池さんに責任を押し付け様子見を決めこむ人材が多いのではないか。

また、東京都知事選は人気とともに「華」が必要だ。疑惑まみれの小池さんの「華」にはかなわないか。

ミーハー票も170万票とも言われている。地味ならこの票を取り込みにくいか。

自民党都連も独自候補を立てることができなかった。今の自民党は安倍政権の人気のかげりで一枚岩ではない。安倍さん、二階さん、菅さん、石破さん、岸田さんについて行く人材がいるか。自民党推薦は寧ろマイナス要因か。

各候補者がどういう公約を掲げるか。小池さんが「何を敵にするか」に注目だ。



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