2020年6月1日月曜日

都知事選に小池氏出馬なら:学歴疑惑にこたえ、今度の敵は「自分自身」だ

6月18日に都知事選告示が迫る。今のところ出馬表明したのは常連で元日弁連会長の宇都宮さんだけだ。現職の小池さんは10日ごろ出馬表明というが、告示間際までテレビで顔を売っておきたい魂胆が丸見えだ。

今までは自民党都連、石原元知事、豊洲問題、自分への支持を遅らせた自民党を敵に回しての同情を買い、自分を正当化する戦術だったが、4年間の実績を掲げ出馬するとなると敵は他人ではない、「自分自身」であることを忘れてはいけない。

東京都は役人も優秀なので知事の力量などあまり関係がない。石原元都知事は週のうち2日しか登庁ていなかったというし、東京都民はミーハー族が多い。当然に人気投票になる。

そこで考えなければならないのが、いつも選挙になると問題になる小池さんの「学歴疑惑」だ。政策や政策推進力で選べばいいのだが、「嘘」があってはならない。

カイロ大学(首席で卒業したかどうかは別)を卒業したかどうかが問われている。否定する情報もあるが、どうして大学から卒業証明を取らないのか。それさえあれば疑惑は吹っ飛ぶのだが、「ない」から出せないのか。

どうして小池さんはスルーするのか。過去に学歴偽証で辞任した国会議員もいたはずだ。「嘘」はいけない。

小池さんはいつも光が当たる場所でないといけないと思っている。自民党では長老、実力者に引き立てられて「女性の社会進出」の代表例にされたり、将来の総理候補ともいわれている。それだけの価値のある政治家なのか。ただサプライ人事に利用されているだけではないか。

次回の選挙では敵は「自分自身」だ。小池さんを助ける政敵はいない。1期目の業績が問われるのだ。豊洲問題も「やっぱり豊洲」になった。今後の問題は小池さん課題なのだ。東京オリンピックも開催が怪しい。バッハ会長は「さらなる延期はない。中止だ」というし、海外のメデイアはすでに「中止」が決まっているという。3000億円という延期に伴う巨額の資金をだれが持つのか。都民の借金になるのか。

出馬表明した宇都宮さんは「中止」なら早く決めたほうが無駄がなくなるという。

新型コロナウィルス対策も当初はしばしば官邸を訪れ政府の尻をたたく「やってる姿」を見せつけたが、宣言解除後の経済再開への責任はすべて小池さんにある。モニタリング基準値を超えているにもかかわらず、ロードマップSTEP2に進むという。

都知事選では「学歴疑惑」にこたえ、自分の業績を敵に何をするか、都民に訴えるべきだ。自民党は候補を立てないらしい。小池戦勝のうわさも流れているが甘くはない。




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