2020年6月5日金曜日

今日の新聞を読んで(359):新しい生活、2m、マスク、食事の仕方、「人の心」置き去り?

政府や都は「新しい日常」「新しい生活様式」を訴え、新型コロナウィルス感染防止の2mのソーシャルデイスタンス、マスクの着用、食事の仕方はコミュニケーションに大きく影響する行動で従来の生活を一変させる内容だ。

いつまでこんなことが続くのか。

毎日のテレビ・ニュースでマスクの着用はやられているようだが、2mのソーシャルデイスタンスの確保はどうか。業者はいろいろ安全対策で苦労しているようだが、屋外を見ると1mもどうか。食事の取り方だって飲食店など業界では工夫されているが、家庭内では従来通りではないか。

習慣を変える「生活様式」の普及は難しい。今、東京で感染者数の増加している分野は接客業、夜の繁華街の接客だという。

朝日新聞(2020.6.5)の「新しい生活様式 動物学者はどう見る」(東山同植物園上野さん)で「望ましいとされる行動のあれこれは、ホモ・サビエンスにとっては不自然なことが多い」との主張には全く同感だ。「人の心置き去り」、主役となる人間一人一人の行動や心理という視点から疑問を呈しているのだ。

料理をふるまったり、いっしょに会食することで時間や場を共有され「関係性」が築かれるという。

2mのソーシャルデイスタンスをそんなに意識しては生きていない。近づいたり離れたりすることで居心地がよくなるのだ。

マスクだって口元も表現の道具で離れていても感情を伝えることができるが、マスクをすることにより感情の伝達ができなくなる。

「感染対策」とコミュニケーションの両立が重要なのだが、社会的側面を希薄にしてはいけないという。

最後にホモ・サビエンスのリーダーに求められる資質とは、チンパンジーのリーダーを例にとり「普段から弱い者の面倒みが良いサル」だという。今、新型コロナウィルスで四苦八苦している世界のリーダーはどうか。正しい情報、メッセージを送っているか。生活支援は十分か、緊急時、国難時に質の程度がわかる。

関連記事
2020.6.1掲載
安倍総理! 「新しい日常」「新しい生活様式」ばかりではない、「新しい政治」も必要では
yamotojapan.blogspot.com/2020/06/blog-post_82.html








0 件のコメント: