2020年7月31日金曜日

「ウィズコロナ」の新時代:酒を飲めない人がエリート層か


「ウィズコロナ」の新しい時代に、酒を飲めない人の評価が変わりエリート層になるのか。新型コロナウィルス感染拡大にあたり東京都は酒を提供する飲食店やカラオケ店に対して営業時間の短縮を要請した。感染経路の判明している人の22%は会食で感染したことが分かっているのだ。飲酒を伴う行為が原因なのだろう。

最近の傾向は、夜の街関係から、家庭内、職場、会食と年代層も拡大している。家庭内では対策も複雑だ。親が外で会食し感染、家庭で妻や子供に移し、子供が学校で友達に移す。職場でも会食を伴うイベントへの参加、接待と感染経路はまちまちで市中に拡大している。

酒を飲めない人間は社交的でなく、人間関係を築くことも出来ないし、仕事も余り出来ないと思われていたが、新型コロナウィルス感染拡大で「ウィズコロナ」の新しい時代には酒を飲めない人間もエリート層になるのだ。

東京も30日、過去最大の367人の新感染者が見つかった。小池知事は「きわめて深刻な事態」「爆発的感染拡大」で都としては独自に非常事態宣言を出すというが、とりあえずは飲食店などの営業時間の短縮を要請したが、飲食店は20万円程度の補助金では矢っていけないという。

小池知事は「もう2波に入っている」というが、政府は見解が違う。

日ごとの感染者数はまちまちだが、1週間単位の比較を見ると高い数字で横ばいが続いている。8月中にはピークを過ぎるという見方も可能性はある。

ところが最近の日本全国の動きを見ると東京ばかりが問題ではない。全国の主要都市でも同じ傾向が見えるのだ。


30日の感染者数
      人
人口  万人
人口1万人当たりの感染者数
東 京
250 
1351
0.18
神奈川
70
912
0.07
愛 知
167
748
0.22
大 阪
221
884
0.25
福 岡
101
510
0.19
沖 縄
44
144
0.30

東京ばかりではない。地方都市も緊急事態なのだ。「東京型」「東京由来」で解決できる内容ではない。自治体の首長に比べ特に政府の動きは鈍い。

GOTOトラベル、入出国規制緩和などウィルスの拡散を伴う人の動きを緩和しようとしているが政策にミスマッチは無いか。

専門家はきちんと主張しているのか。あらゆる分野を考慮し総合的に判断するという政治に押されることは否定できない。政治家は選挙で評価を受けるが専門家は失敗してもまた出てくる。


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