2020年7月25日土曜日

検察刷新は検察官倫理もさることながら森・法務大臣の倫理感が問われていないか


国民の信頼を失った検察の威信を復活するためにも検察の信頼回復が先決だと考えた森・法務大臣が検察刷新会議を立ち上げ初会合したという。テーマにも挙っている「検察官の倫理」もさることながら法務大臣の倫理も問題ではないか。国民に十分な説明をしない、個別案件で答弁を拒否する行為が認められるのか。

私たちが東京地検に期待することは大きい。「悪を眠らせない」と言われているように国会議員の不正行為を暴きだすのは特捜部の仕事だ。民主政治を維持していくためには地検に期待するところが大きいが最近は国民の信頼を失う事態が発生している。

大阪地検が厚労省の村木さんを逮捕、敗訴した事例、モリトモ疑惑での関係者を不起訴処分にし担当特捜部長が函館地検検事正に栄転した事例、日産元会長のゴーン被告の国外逃亡を許した事案、元東京高検の検事長だった黒川さんが数々の安倍政権関連での不正をもみ消した疑惑、最近では黒川元検事長の定年延長問題と検察庁法改正、黒川検事長のマージャン賭博での辞任など国民の印象は非常に悪い。

その元締めである森法務大臣の国会軽視は許しがたい。

過去の政府答弁を簡単に解釈変更する安倍政権、当初発言を「個人的見解」として撤回する行為、法務省の決定過程の議事録がないなど法務行政の不透明をさらけ出した。

検察刷新会議のテーマは検察官の倫理、法務行政の透明化、刑事手続きなどらしい。

ところが黒川さんの定年延長問題、検察庁法改正案に関する問題はテーマからはずされているそうだ。

何故か、安倍政権が深く法務行政にかかわっているテーマは検証外なのだ。森法務大臣が国会で答弁に四苦八苦したテーマも安倍総理が深くかかわっているテーマではなかったのか。

刷新会議がどんな報告をするか、提言するか、もうすでに期待はずれであることは明らかだ。

検察官には「一体の原則」がある。検察官に一縷の迷いがあってはならない。


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