2020年7月14日火曜日

今日の新聞を読んで(377):野党に頼らず、自民で保守、リベラルの均衡政治で民主政治を取り戻せ


立憲民主と国民民主の統合が進まない。それぞれの立党経緯を考えるとすんなりはいかないだろう。一方で自民党だって今の安倍政権を無批判に支持しているわけではなかろう。安倍政権の内閣支持率が30%台、支持率改善のために解散総選挙を目論む向きもあるが新型コロナウィルスでの対応に国民の不満が高まっている現在、踏み切れるかどうか。

得意とする外交で点数稼ぎを考えてもG7サミットのアメリカ開催、北方4島の返還問題も安倍総理が点数を稼げるものはない。

一強政権と言われた安倍政権、自民党も憲政史上まれなる夫婦そろっての不祥事、数々の民主政治の根幹を揺るがす官僚の忖度、すべての自民党員が支持しているわけではなかろう。

鹿児島県知事選で見るように自民党と各県連での考え方の違いが出ている。脱原発で自然可能エネルギーを進める候補が現職で原発再稼働の候補を破った。保守分裂は福井、島根、徳島、福岡、富山でも見られるという。

専門家は、野党が強い県は自民党も一致団結しているように見えるが、野党が弱い県では権力闘争状態らしい。

一方で、立憲民主、国民民主も統合が楽ではない。設立の経緯から妬み、恨みのある両党だ。新聞では水面下の協議というが、どうなるか。

合流3条件があるらしい。衆参一体の対応、参院の信頼醸成、そして対等な立場だ。立憲民主の枝野さんは吸収合併で主導権を握りたいようだが、国民民主は党名変更を要求している。

枝野さんが立憲民主の代表である限り無理だろう。国民民主がいっているように対等合併で党名変更が良いと思う。例えば民進党だ。安倍さんに言わせると「あの悪夢のような民主党政権」だが民進党ではない。そしてかっては一緒に活動してきた経緯がある。ダメなら何だったのかということになりかねない。

野党の新しい動きとして、米国民主党と日米ブログレシブ議連を設立し在日米軍問題、自然エネルギー、格差問題など政策立案の参考にするらしい。リーダーは玉木さんや枝野さんではない。

枝野さんが立憲民主の代表である限り統合はできないのではないか。

そんな野党の体たらくをしり目に自民党内に保守とリベラルのグループ分けができ、相互に切磋琢磨し民主政治を取り戻していく方法が一番いいのではないか。女性初の総理大臣候補などと言ってサプライズしている暇などない。

「安倍総理は夫人ととも去れ」、石破、岸田、細田派から誰か動くのか。

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