安倍総理辞任表明以降、自民党総裁選が注目されるが、問題は自民党員も含めた選挙になるか、両院議員総会の簡易型になるか。自民党が最も得意とする(?)密室選挙になるのか。
自民党総務会は簡易型の選挙に決定した。正式な選挙になると2~3か月かかりとてもではないが緊急時に対応できないというのだ。選挙の事態は岸田、石破さんは立候補を表明したが肝心の菅さんは遅れて今日記者会見するらしい。しかし、立候補表明していないのにすでに圧勝の見通しが出ている。
その発端は二階幹事長率いる2階派が早々と菅支持を打ち出したことだ。雪崩のごとく他の派閥も菅支持でもう決まったようだ。
菅さんや二階さんのことだ裏で何かやっている。麻生さんは議長候補、自民党役員、内閣改造で約束事があったのかもしれない。要は自民党政権で引き続き甘い汁を飲もうということだ。
そんな中で、自民党都連は党員投票の予備選を実施し1位に3票を投票することを決めた。都連は知事選以降、自民党本部とはうまくいっていないが、今回の総裁選では理想の選び方を選んだ。
自民党若手も145人が党員投票を主張したが、かなわなかった。
自民党員として長年、年会費4000円を払って自民党員を続けている人も総裁、総理選びに参加できることを期待してのことだろうが、今回も願いはかなわなかった。
対抗馬の岸田さんは安倍さんや麻生さんの協力を得られなかったが、「国民からの聞く力」を主張、安倍政権では官邸主導で「民意が官邸に届いていなかった」ことを反省しての発言か。新型コロナウィルスでの生活保障政策では30万円支給で自民党をまとめたが、最後に二階さんと公明党山口さんの一律10万円支給に敗れた。求心力低下の原因にもなった。
石破さんは「納得と共感」をキャッチフレーズにしている。「国民を信じ、国民から信じられる」ことを念頭に置いているようだ。19人と言う小派閥だが20人の推薦人が確保できたのか。誰が賛同したか知りたいところだ。
菅さん支持では「政策の継続」を上げる。特に新型コロナウィルスが喫緊の課題だが、すでに安倍総理は辞任表明で「新型コロナウィルス対策のパッケージ」を発表している。それを実施すればいいだけの話ではないのか。
他にどんなことを継承するのか。安倍政権の「負のレガシー」か。
とにかく自民党党員の民意が都連の予備選挙で分かる。注目しよう。
更に野党の国民民主、立憲民主も代表選を行うという。自民党との違いを出せば人気も出てくるのではないか。うまくやって欲しい。
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