安倍総理辞任表明（５）：上がるか？ 内閣支持率

 

安倍総理辞任表明で３０％台後半だった内閣支持率が上がったか。政策継承を掲げる菅さんが後釜では同じことか。

「国会開かず」「休会中審議に参加せず」「記者会見せず」の「３ない」が批判されていたが、自分の嫌なことを聞かれるのを嫌っていたのかと思ったら、体調も悪かったらしい。新型コロナ対策では失政が続き、生活保障政策では土壇場で政策変更を余儀なくされた。思うようにいかないことで「やる気」も失なっていた。 

政策の行き詰まり、アベノミクスの成果も新型コロナで全部失った。残ったのは「負のレガシー」だけだ。「負託にこたえられなくなった」のも当然だろう。

体調を崩した、再発したといっても第１次政権時の「政権放り出し」の二の舞だ。 

今までのメデイアの安倍内閣支持は「安倍さんは信用できないが、他の内閣よりまし」という消極的なものだった。安倍総理が辞任したために内閣支持率は上がったのではないか？ 

まだ、メデイアの調査は出ていないが、次に首相が決まってからの調査だろう。菅内閣（？）でどうなるか。今までの安倍長期政権を維持してきた菅さんだ、「安倍さんなし」では評価されないだろう。 

安倍政権に比べてどう新鮮さを出せるかだ。今回はほとんどの派閥の支持を得た。内閣改造、党役員人事で期待する議員にどの程度こたえられるか。がっかりした連中が「菅おろし」に走るかもそれない。 

野党第一党になった「国民民主、立憲民主の合流政党」の出方次第では自民党政権も安泰ではない。