政府は今までの新型コロナウィルス感染防止の政策の検証も十分にせずに、次々に新しい政策を打ち出しているが大丈夫なのか。こんなことでは安倍政権のやり方と変わらないではないか。
GOTOキャンペーンの拡大は新型コロナウィルス感染第3波へ一直線に進んでいるように見える。
感染者数の減少スピードが8月上旬をピークに鈍化し、目立つのは会食、職場などのクラスター発生で「急速に拡大する危険」もはらんでいることは誰だってわかる。しかし政府は「下どまり」と見て、国民が安全対策を徹底するよう要望しGOTOキャンペーン拡大に進む。
社会経済再生、政治的利権も絡みGOTOキャンペーンで国内の人に移動ばかりでなく、海外からの出入国制限にもビジネスを中心に緩和方針だ。
GOTOトラベルでは東京発着、都内旅行お追加、GOTOイート、GOTOイベントでコンサート、スポーツ、演劇、博物館などのチケット購入で補助金、GOTO商店街のイベントと社会経済活動拡大政sカウが続く。
海外からの人の往来もビジネスなどを中心に拡大だが、出入国時の検査、入国後の2週間大気、企業などの受け入れ責任体制、公共交通機関は使用せずホテルなどの確保と一応受け入れ条件は厳しい。
最後は国の威信を掛けても実施強行したい東京オリンピックだろう。そのための布石がGOTOキャンペーンだ。未だ開催の是非も決まっていないのに52項目の簡素化策、バッハ会長の「東京オリンピックありき」の発言が続く。
最後は菅総理による国連総会のメッセージだ。「来年は人類が疫病に勝った証として東京オリンピックを」という。安倍政権からの継続だ。
政府の分科会である専門家はどう見ているのか。YESMAN的姿勢に批判が集まっていたが、今はどうか。
10月からの実施に了承したというが、「状況が悪いときは躊躇なく消費喚起対象外へ」と注文をつける。年末年始には観光が「蜜」になる。回避するために少人数、オフシーズンの旅行を提案する。
経済再生、消費拡大には人の動きが大事だが、一方で感染拡大の危険があることは分かっている。繁華街、観光地でのテレビのインタビューでも若者が「楽しいけれど感染が心配」といえば、業者は「人が増えるのは良いが、おカネは余り落ちない。感染も心配だ」という。 島しょう部の観光は「来訪者が多いのはいいことだが、感染者が出ると大変なことになる」と素直氏は喜べないらしい。
感染拡大防止を優先しないと雇用にも影響し、長期化すれば経済は停滞というが、訪日者に頼らない国内経済主導の経済運営はどうなっているのか。製造業は中国から東南アジアに移っているようだが、海外からの国内回帰はどうなっているのか。
従来の政策の検証も不十分なままに次々打ち出す政策は「目くらまし」にしか見えない。安倍政権の悪しきやり方だ。財源には限界がある、効率的な政策運営を期待する。
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