2020年9月12日土曜日

祝(?)合流新党「立憲民主党」:メデイアは不安を煽るのを止め野党を育てないか

 

やっと立憲民主、国民民主の合流が叶えられたがメデイアは異状に不安を煽る報道が多いが控えないか。今の安倍一強政権で民主政治の根幹を揺るがす結果になったのは野党が脆弱だったためだ。 

これから民主政治を取り戻すには強い野党を育てる姿勢がメデイアには必要なのだ。 

党名や基本政策、党運営面でゴタゴタしていた立憲民主、国民民主そして無所属議員の合流新党「立憲民主党」が決まった。新しい勢力は149人、代表には枝野さん107票、泉さん42票で枝野さんに、政策は立憲民主路線の継承らしい。 

党名は立憲民主だが「民主党」を主張したのも12人いる。合流するベテラン組みが投票したのだろう。旧民主党政権にも安倍政権以上にレガシーがある。胸を張って主張すべきだ。 

枝野107票、泉42票で相変わらず溝は深く、不安な船出という。これでは野党共闘など出来ないというのだ。合流前のゴタゴタが尾を引いていると見ているのだ。だから枝野さんは「ノーサイド」ではなく「プレーボール」という。 

枝野さんにも自分が立ち上げた立憲民主との思い入れがあり、代表の座がほしかったのだ。これから枝野一強では行かないだろう。野田さんや岡田さん、小沢さんらの重鎮が控える。党内でどうバランスを取れるか。

一方、自民党総裁選は5派の支持で雪崩的に菅優勢になったが、安倍政策の継承で支持を得、政策ではペーパーの棒読みと質が問われだした。主導権争いが激しくこちらも不安な船出になりそうだ。 

泉さんは「風通しのいい党運営」を主張した。

今まで立憲民主は「政権批判、追求重視」、国民民主は「提案型」と色分けされていた。野党はどうしても政権批判、予算委員会での追及が目立った。でも追求ばかりでなく提案も加えていたはずだ。国民民主は「提案型」に拘るが与党が認めてくれなければ意味がない。かえって自民党寄りではないかと見られやすい。 

政策も与党が言えば批判も少ないが野党が言うとメデイアは説得力があるか、財源は、与党と対峙できるかという。 

消費税減税、所得税減税、企業課税などリベラル色を出すとメデイアは疑問視するが自民党が言えばそうでもなさそうだ。 

たった14人の新しい国民民主に「提案型」でエールを送るが14人で何が出来るか。自民党は野党から賛成に回ってくれるのを期待しているのだ。 

自民党の実力者は「党名も変わらず、代表も変わらずでは国民はときめきがない」という。 

何を言っているのか。菅政権に「国民はときめきを感じるか」。安倍さんのペーパー棒読み継承政権に「信頼」「ときめき」など感じない。 

新党「立憲民主党」は旧民主党のレガシーを守り引き継げ。今は5%の政党支持率だが実績を積んでいけば支持率は上がるはずだ。自民党の政党支持率が比較的高いのは野党だらしないからだ。 

メデイアは日本の民主政治を回復するために野党を育てよ。 


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