2019年10月18日金曜日

台風19号被害を考える(4):長野市で下水処理場ダウン、武蔵小杉では下水の噴出で内水氾濫

台風19号による被害は意外なところで問題が出ている。長野市や佐久市では下水処理場のダウン、処理が追いつかない状況が発生し塩素殺菌の簡易処理で放流しているという。八王子ではマンホールから水が噴出、武蔵小杉では1.5m冠水したが下水交じりの水らしい。

テレビでは住民が「異臭がする」、「茶色の水」は糞尿が混ざった下水が街にあふれているのだ。

メデイアの報道では川崎市は生活排水と下水の合流方式の処理らしい。処理能力を超えると逆流するがそれに糞尿が含まれていることは確かだ。市は100対1で希釈されているという。

処理能力を超えると塩素殺菌の簡易処理で放流するが、処理設備のダウンもある。微生物の流出で処理できなくなる。こうなると復旧に時間がかかる。トイレでは節水を呼びかけることになる。

地方や下水処理の未整備のところはバキュウームカーでのくみ取り、浄化槽設置だが、洪水では未処理のまま汚水が流される。以前洪水のあと係員が消毒をして回ったことがあるが、今はどうしているのか。

伝染病、感染病の心配はないのか。

内水氾濫で意外な盲点が見えてきた。今後の課題だ。

0 件のコメント: