2019年10月7日月曜日

「ついに」か、「やっと」か、立憲民主、国民民主などが統一会派結成

「ついに」か「やっと」か、旧民進党議員らが統一会派結成に動いた。名称が長たらしい。「立憲民主、億民、社保、無所属フォーラム」と言うらしい。政権交代をめざし菅・民主党と小沢さんのグループが合流し政権交代を勝ち取ったが、権力の二重構造、大風呂敷の公約で3年で国民の信を失い民主党は下野することになった。

今回の統一会派は90%以上の議員が旧民主党で衆院120人、参院60人の勢力になる。菅、野田、岡田、枝野さんらが参集、総理経験者もおり決して軽量の会派ではないが、小沢さんも加わり政権交代を目指すという。

その小沢さんが「有権者は政策で選んでいる言わけではない、とりあえずは結集することが大事」という発言をして批判を受けていたが、小沢さんの言うことも一理ある。細かく政策の一致を見ていたら多様性がひつような現在、結集など不可能だ。

保守系とリベラル系の入り混じった立憲民主、国民民主党を中心とする統一会派での政策統一は難しい。しかし、国民の生活、民主政治を守る点では一致できるのではないか。何らかの一致点を国民に示さなければ支持など得られるはずがない。メデイアはそこのところを突いて来て野党のだらしなさを報道する。

また、旧民主党系議員は、自らの政治生命をかけて生き残るために右往左往する。政権が泥船とみると我先に離党する。細野さんなどは閣僚経験者だが自分の立ち位置が見定められず離党したが、ついてくる仲間がいなかった。

一番悪い点は、党内で自分勝手に言いたい放題なのだ。特にリベラル系に多い。その癖に党を出ようとしない。少人数での離党→結党はいまの政界では、相当の力がないと生き残れない。それが分かっているから可笑しな行動をとる。

自分の主張したい点は大事にすべきだが、そこは我慢して組織を守ることが出来ないのだ。政党交付金の問題もある。文句は言っても党に属している方が政治資金がもらえる。

一方、連合という巨大支持組織に票をもらっている。離党すると落選の危機だ。

支持組織、地方組織も固めなければならない。自民党程の組織力はない。だから選挙のたびに新人候補者に不足し全選挙区での候補者が確保できない。必然的に名前の知れた候補者を選ぶが、有権者はその事情を知っている。先の参院選では有名人が落選する結果になった。

ラグビーで日本代表が頑張っている。外人プレーヤーも含めた混成チームだが、「さざれ石の巌となりて」とさざれ石の前でチーム団結を誓った映像が流れていた。見習ったらどうか。

国会が休会になると与野党議員が一緒になって海外視察と称して物見遊山の海外旅行を楽しみ報告書はA4、1枚というお粗末さだが、税金の無駄使いはやめて比叡山で修行したらどうか。いい教えがある。「一隅を照らす」だ。座禅でも組んで自分の役目を考え直したらどうか。

とりあえず、野党は統一会派を結成できた。枝野さんは自分がリーダーと偉そうにせず、党員は好き勝手なことを言わず「1に我慢、2に我慢だ」。

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