本会議で解散を宣言すると全員が対上がり万歳をすると思っていたが、中には万歳しない議員もいる。逆に言うと、「何故万歳なんだ」と聞いてみたい。二度と戻ってこれない議員もいるのだ。
19日告示、31日投開票の選挙戦になる。安倍、菅の長期政権の後半、4年間の後、何の実績もなく所信表明と国会での代表質問をやっただけの岸田総理による解散だ。
任期切れの総選挙だから争点はないのだろうが、自民党は「新しい時代を皆さんとともに」立憲民主は「あなたのための政治」とポスターで訴える。国民とともに歩む政治を臭わすが、実態はどうか。
争点が見えなければ有権者の判断もあいまいになる。
「疑惑一掃選挙」「国難乗り越え選挙」「成長と分配の選挙」「保守かリベラルか選択選挙」「新しい資本主義を求めての選挙」など考えられるがネーミングが長すぎる。
分からないままの選挙だと、有権者の政治意識が強く求められる。
政治改革も求められている。民主党政権時の野田総理と自民党安倍総裁の党首討論では国会議員の定数削減など「国会改革を約束すれば明後日解散する」野田総理の発言だった。安倍総裁は「約束します。解散ですね」と腰を抜かしたが、一向に約束を守っていない。
有権者はそのことを忘れてアベノミクスに酔いつぶれた。
何時も問題になる勝敗は「単独過半数」という。今、276議席だから、40議席減は覚悟しているようだ。甘利さんも「一人でも多く」という。
岸田ないっカウができ甘利さんが幹事長になると人事、組閣で甘利色が出ているとメデイアは指摘する。表向きはいい人事と思っても「政治とカネ」で「スネに傷」のある甘利さんは自らの不祥事に説明責任、報告を果たしていない。岸田総理のためではなく甘利幹事長のために評価を落としている。
岸田総理は争点を明白にするために解散ネーミングを発表することだ。
そして、有権者の政治意識が強く問われる選挙になる。
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