2021年10月2日土曜日

岸田政権は短命?:では、次は誰か

 

総裁選も終わり、党人事に着手したと思ったら、直ぐにメデイアや専門家は、最大派閥を背景にごり押しする安倍さんの傀儡政権と言い出し短命政権の運命か。 

体調不良で政権を2度放り出した安倍さんが何と健在感をかもし出したのだ。責任が無ければストレスもかからず元気と言うことか。それとも自らの不祥事が大事になるのをけん制しているのか。 

岸田さんがダメなら次は誰なのか。 

通常なら、総裁選に挑戦した連中から次が出てくるのだが、石破、河野さんはどうか。何故、この2人は国民に人気があるのだが、永田町自民党では人気が無い。メデイアが作り上げた政治家像なのか。 

石破さんは幹事長経験者で日本各地を回り国民の声を聞いた。顔も売れ人気も出た。しかし自民党ベテラン議員には気に食わないのか。 

河野さんも防衛相、行革担当相、ワクチン担当で「発信力」があり人気が出てきた。メデイアは世論調査で「次の総理」に名前を挙げた。余り表に出なかった岸田さんとは比べ物にならないぐらいの人気を得た。 

これらの状況が河野さんを「その気」にさせた。変革のイメージが強く、党改革を求める若手議員からも支持を得、候補者に名を連ねた。 

しかし、結果は見ての通りだった。討論会でも本質を丸出しにし、自民党内では支持を得られなかった。

岸田さんは「国民の声を聞く」と力説したが、国民の声は変革、党内人事は「安倍さんや麻生さんの声」を聞くことになった。多くの国民は失望だろうが、まだこれからだ。組閣が待っている。

やっぱり「国民の声」を聞くには、国民に近い、県知事経験者か。 

それで思い出すのは、熊本県知事を辞職し日本新党を立ち上げch縦横政界に進出した細川さんだ。確か20人ほどの世帯だったが、非自民の細川政権が誕生した。颯爽とした佇まいは日本が変わる印象を与えた。

しかし、既成政党の自民党は黙っていない。「政治とかね」の不祥事をあぶりだした。確か東京佐川急便が関連していた。それに小沢さんと大蔵省で組んだ唐突な環境福祉税を深夜に打ち出し武村官房長官が怒り、細川政権は潰れた。 

政権の座に拘る自民党は恐ろしい政党なのだ。 

田中角栄さんの「政治とかね」の問題で逆風が吹くと、椎名裁定でクリーンな三木さんが総理の座についた。しかし主流派の意向に沿わず、失脚した。 

何時の時代にも自民党主流派の意向は無視できないのだ。岸田総裁も同じだ。 

メデいアがいかに国民の声を総理像にしても最後は永田町自民のベテラン議員の意向に沿わなければ長続きしないのだ。

 

0 件のコメント: