2021年10月6日水曜日

政党支持率は自民43%、立憲など野党16%:この差は何なんだ、これじゃ政権交代は無理

 

読売新聞2021.10.6の世論調査で「支持する政党」の設問に「自民党43%に対し立憲民主党7%、公明党3%、共産党3%、日本維新の会2%、国民民主党1%など16%、この差は何なんだ。いつものことながら圧倒的に自民党が高い支持だ。 

岸田総理が解散・総選挙を19日告示、31日投開票と決めた。一週間の前倒しになり慌てている政党、候補者も多いはずだ。 

新総理の所信表明、代表質問の後、解散らしいが野党は「予算委員会を開け」と言う。具体的な国会審議を開かなければ岸田政権の政策が分からないのは当然だが、政権はボロが出るのを恐れているためか。各大臣の記者会見を見てもペーパーの棒読みなのはしかたないか。 

自民党は応じない。一方、1週間前倒しされた野党各党は候補者調整も急ぐ必要がある。共産党とどう調整するかも重要なのだ。 

新総裁選挙で自民党は変わると思っていたが変わらない。「スネに傷」のある役員もいる。安倍、菅さんとの係わり合いも問題になる。「政治とカネ」の問題も争点になる。「新資本主義経済」も追求したいところだろう。 

しかし、この政党支持率の大きな違いは何なんだ。「政権交代」しかないと言いながらも43vs16ではどうしようもないのではないか。

一番の要因は、野党の政党の名称が次々変わり、政党の特徴もなくなっている。例えば日本社会党は非自民党政権から自社さ連合政権になり村山委員長(当時)が総理になったときに党是は変わってきた。自民党との連立のために自衛隊、憲法の考えを変更した。これは社会党の屋代骨を崩すことになり自民党が政権をとった暁には党勢も劣勢になり今は社民党として議員数は数人しかいない。 

自民党や社会党を飛び出し新党結成し、連立に参加した政党も今は名称も残っていない。 

自民党を見ていると、政党名を守り、議員が選挙区を守った党は健在で国民の信頼を得ている。

政党名が変わり、離合集散し党是も変わる政党に有権者の信頼は得られない。一時のポピュリズムで政権をとったとしてもゴタゴタは絶えず、自民党政権から皮肉られることになる。 

一方、自民党も安泰ではいられない。常に改革に取り組み国民に答えられる政党でなくてはならない。

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