2021年10月29日金曜日

小池都知事2度目の緊急入院:これで政治生命は終わりか

 

総選挙も中盤を超えた時に小池都知事が2回目の緊急入院することが夜のニュースで伝わった。メデイアは前回と同じ理由だという。ここしばらく体調崩し苦しそうな状況がテレビでも見られたという。 

前回は都議選中、今回は総選挙中の入院だ。大事な時の入院となると小池知事の政治生命は終わりだと誰でも考えるだろう。 

都議会議員選挙では、小池知事が動けば自民党議員が不利になると考えた当時の二階幹事長が「行動を控えろ」と忠告したかどうかわわからないが都民ファーストの会の議員の応援ができなくなった。都民ファーストは議会勢力を大きく落とすところだったが、入院、退院後の最終日に選挙応援ではなく候補者の激励に訪れ、息を吹き返し野党第一党の立場を維持できた。 

「さすが小池知事はすごい」と再評価された。選挙戦後、二階幹事長を訪れ「約束は果たした」とでもいったのだろう。 

そして今、総選挙中だ。都民ファーストの会は国政政党「ファーストの会」を立ち上げ候補者選定に入る予定だったが、岸田総理の1週間前倒しの総選挙となり間に合わず、候補者を立てることを諦めた。小池知事は「私は関与していない」と釈明していた。 

一方、上田元埼玉県知事が「新しい党」の立ち上げを目論んだが、これも断念した。背景に小池知事を立てることが考えられていたのだ。 

いつもメデイアは「国政への進出」を報じるが、小池知事は「都政に選任する」と否定していた。 

それでも小池知事にとっては大きなプレッシャーがかかって、体調を崩し緊急入院となったのか。 

うがった見方をすると、希望の党出身者、国民民主から応援の依頼があったのか。今、自民党候補と野党が拮抗している選挙区が東京でも多い。小池知事が動けば自民党候補は雪崩を打って落選となる状況を避けようとしたのか。 

しかし、ここしばらく小池知事が先頭に立って動くシーンは激減した。新型コロナでもワンボイスで時の政権と渡り合ったが、内情が暴露され一気に信頼を落とした。そして今は神奈川、埼玉、千葉の県知事が独自に見解を述べ、小池発言はその一つとなった。 

目だちがり屋で「やってる姿を見せつける」シーンがなくなったことに失望し体調を崩したのか。 

それとも、オリンピック後の巨額な借金の負担が都民に押し付けられる事態が来ることが目前に迫っているのか。東京オリンピックで活躍した(?)橋本会長や丸川さんらが選挙応援に入っているが盛り上がりを欠き、「もう終わったこと」として国民は見ているのだ。 

大事な時に体調不良で入院逃避するなんて、政治生命にかかわることではないか。

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