2021年10月20日水曜日

北、SLBM発射:日本の「敵基地攻撃能力」議論をあざ笑うか

北朝鮮が19日、日本海に向け潜水艦発射の可能性もあるSLBMを1発、あるいは2発発射したと言う。 日本のEEZの外側に落ちたと見られているが、9月15日の発射ではEEZ内に落ちた。

北は日本海に向けての実験らしいが、落下点は詳細には決まらずその時次第とすると、間違って日本本土あるいは領海内に落ちる可能性もある。そこが大変なのだ。

潜水艦発射、あるいはその可能性があれば「敵基地」が確定できない。山間部の列車から発射の可能性もあるし、車で運搬できればどこからでも発射できる。

これを機に岸田総理は「敵基地攻撃能力」保有の是非も含め検討するよう指示したというが、敵基地がどこかわからなければ攻撃などできない。しかも敵国内での情報を得ることができるのか。今は、米軍や韓国軍に頼っている状況ではないか。

中国の軍拡、北朝鮮対策で防衛費はうなぎのぼりだ。GDPの1%ないの枠組みも超えた。今は2%を目指すらしい。

陸上版イージスアショア計画は中止になったが、それに代わる対策はない。一方で北のミサイル技術は進んでいるようだ。いつも騒いでいないと忘れられる北朝鮮もかわいそうではないか。

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