2021年10月24日日曜日

小さな記事の大きな課題(52):阿蘇山噴火の総理への報告、何故、すぐに答えられない

 岸田総理が東京を離れて選挙応援中だった20日に阿蘇山が噴火、21日の記者会見で官房副長官が「いつ総理に報告したか」と聞かれ即答できず、22日の記者会見で「午前11時58分だった」と答えた。

噴火したのが午前11時43分、報告したのが15分後の11時58分だ。特に何ら問題はないと思うが、何故即答しなかったのか。

岸田総理は応援を続けたというが、「応援を優先したのか」と疑われるし、緊急事態に総理、官房長官が東京を離れていたことで対応の責任が問われかねない。

おそらく、新しく立ち上げた官邸体制だ。不慣れもあって報告が遅れたのだろう。「どう報告するか」調整した結果、翌日の公表になったのだろうが、理由が「国民にしっかり説明するため」とは笑わせる。

こう言うことはすぐ本当のことを発表すべきだ。「繕っている」とつじつまが合わなくなり信用を落とすばかりだ。

おそらく岸田総理に同行している側近連中はNHKラジオニュースなどで知ったはずだ。すぐ応援演説をやめて東京に帰るか、このまま続けるかは判断が難しいだろう。でも人身事故も起こらず落ち着いたことを考えると判断は正しかったのか(官邸での対応は別として)。


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