2021年10月7日木曜日

「希望の党」に続き「ファーストの会」も小池知事の残骸になるか

 東京の地域政党である「都民ファーストの会」(荒木代表)が国民政党「ファーストの会」を立ち上げ、東京23区から候補者を立てるために公募するという。その公募締め切りが10月17日だったが、岸田総理が総選挙告示を19日に決めたためにすべてが間に合わなくなって来たらしい。

口うるさいメデイアは「小池つぶし」という。確かに小池知事は国政進出を臭わす動きが活発だった。

コロナ対策で相談したというが二階前幹事長に寄り添う姿は誰だって疑う。ところが今回二階さんは幹事長をやめた。二階さん尾力で自民党復党を狙っていた小池さんにとっては痛手だ。

「ファーストの会」設立に当たり小池知事は関与していないというが生みの親だ。あらかじめ相談があったか、主導したかの疑いは残る。しかし今は「都政に専念」と殊勝なことを口にする。

しかし、思い出すのは「希望の党」設立の時だ。

若狭さん達が準備していた党設立が遅々として進まないことで小池知事は「今後は自分がやる」と引き取った。晴れ晴れしい立党宣言だった。

問題が多く、ゴタゴタ続きの民進党議員が「希望の党」に流れる動きを見せていたが、政策などの寄り「選別」する排除宣言をしたために一挙に勢いを失する結果になった。

民進党から受け入れられた議員は「希望の党「へ、一方選別された議員は枝野さんが立ち上げた立憲民主が受け皿になった。総選挙では希望の党が50議席ほど確保したが、解党の羽目になった。

その時のしこりが野党合流のネックになっている。

自民党で防衛大臣などを経験した小池さんだが、次第に自民党内での立場が薄くなり、都政に進出することになり自民党と議会を敵に回し都知事選に勝った。

小池知事はメデイアが作り上げた政治家像を十分に生かし、思うが儘の行動に出たが結果は「サプライ人事」で利用されていた存在なのだだ。

国政に出たいなら早く出た方がいい。今後の都政は縮小する都財政、オリンピック後の費用負担、関連施設の維持管理、そして新型コロナ対策など一時の猶予もない。


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