桜田大臣、麻生大臣の失言（？）が国会予算委員会で追及されると両大臣は発言を謝罪し撤回するが、何が消えるというのか。桜田さんは記者会見で池江さんの白血病公表について聞かれ、麻生さんは地元の後援会で少子高齢化に付いての発言で野党から失言（？）として追及された。
テレビの報道では池江さんの白血病公表について桜田さんは「がっかりした」「東京オリンピックの盛り上がりが下火になる」と発言されたらしい。この部分だけをとって議論すればチョット配慮に欠けていると思うが、情報番組ではその前後の2分間にわたる発言を聞くと、「どこが問題なのか」と不思議に思う。
桜田さんは池江さんへの思いやりも十分に伝わって来る。唯、オリンピック憲章とかオリンピック関連の事案での発言氏は無責任さも出てくる。
一方、麻生さんの後援会での少子高齢化問題で「子どもを産まない方が問題」と発言し批判されているが、発言の流れは「年を取っているのが悪いみたいなことを言っている変なのがいっぱいいるが、それが問題で子どもを産まなかった方が問題では」と発言したのだ。
野党は、「不妊治療で苦しんでいる人もいる」と批判する。でも少子高齢化社会問題で大切なのは若い世代が子育ての出来る社会を築いて行くこと」で麻生さんの発言も本質的には正しい。
両大臣共に謝罪し、発言を撤回したが「一体何を消した」というのか。オリンピック担当相として池江参への思いやり発言部分、大事な仕事、財務相として少子高齢化対策での財政政策まで消したと言う事ではあるまい。
野党は閣僚の不規則発言、失言に対して安倍総理の引責辞任で首を取るために躍起になっているようだが、発言の部分的なところをカットして責任追及することは止めた方がいいのではないか。
聞くところによると「ネット」で問題が拡散したらしい。大臣も発言には注意すべきだ。
そして発言は撤回しても本来の仕事は撤回すべきではない。
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２０１９．２．５掲載
今日の新聞を読んで（２１２）：麻生発言の「子どもを産まなかった方が問題」のどこが悪いのか
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