2019年2月9日土曜日

今日の新聞を読んで(216):FRB,日銀に「独立性」などないのだ


FRB,日銀など中央銀行は時の政権からの「独立性」を主張するが、本当に独立性を確保しているのか。FRBが世界経済の後退が懸念されることから利上げを見送った。かねてから同じ理由でトランプ大統領が利上げに反対していたが、今回の利上げ見送りでパウエル議長は「非政治的」判断を強調するが、逆に考えると独立性を後退させたことにならないか。

一方、日銀は異次元の金融緩和を継続しマネタリーベース増加の政策を取っていたが「2%物価目標」が達成出来ず、長期金利操作に切り替えたが国債市場、金融機関の経営難など副作用が目立ってきた。

欧米の中央銀行が、金融緩和縮小、出口戦略を急いでいるにもかかわらず日銀だけは「異次元の金融緩和」維持だ。その要因には安倍総理の「2%物価目標」への拘りがあり日銀が独自の政策変更を打ち出せないのだ。

安倍総理は「日銀に任せている」と言うが自分の任期中に何とかするらしい。アベノミクスの根幹になる「異次元の金融緩和」に問題意識を持っているのだ。

FRBと日銀の政策の違いは大きい。

今、世界経済で一番心配されていることは世界経済の減速で景気後退だがその時金融政策発動が必要になるが日米では対応が違うのだ。

アメリカは「利下げ」しドル安に持っていけるが、日本は「異次元緩和」を継続中で更なる緩和が出来るかと言うことだ。日銀の国債保有額は500兆円を越し国債保有残高の4割になっている。株安になれば円高だろう。

アメリカが利下げすれば円高ドル安で日本経済は円高に襲われる。世界的な株安になると安全資産と言われる円が買われる。

金融政策の正常化には異次元緩和縮小、利上げを目指さなければならないが日本は混沌とするだろう。

金融政策は中央銀行の専権事項というが閉鎖的であってはならない。ここにも民主主義が必要だが、それが選挙で選ばれたトランプ大統領、安倍政権の任命権(?)が役立っているのか。

日銀だって今、必要な政策はシミュレーションし分かっているはずだが、それを提言しても政府、財務省、経済、金融学者などの賛同を得られないと見ているのかも知れない。

FRB,日銀の独立性などないのだ。でも金融政策に失敗すれば政権は中央銀行の責任にするのだ。

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