2019年2月28日木曜日

第2回米朝会談:両首脳共に実績作れず予想外? すべて合意ならず今後の協議へ

第2回米朝会談の結果はすべて合意ならず、今後の実務者会議へ託されることになったという。両首脳共に実績作れず、帰国後どう説明するのか、28日はある程度米国が譲歩し北の思い通りになるという予想だったが外れる結果になった。両首脳共に実績作れず帰国後どう説明するのか。「非核化」は中途半端、経済制裁はうやむやになる恐れもあったがこれで一安心だ。

テレビニュースは28日の昼食会中止、4時からの記者会見を2時に繰り上げ、合意文書も調印なしという観測が流れていた。

トランプ大統領が「非核化は急がない」「核やミサイルが飛んでこないのが成果」と言っていたので制裁の一部解除、経済支援もあるのかと思っていたが、「非核化なくして制裁解除、経済支援なし」を貫いたことになる。大統領選で実績をアピールしたかったのだろうが国内では「ロシア疑惑」で法律顧問が証言したこともあり立場が悪くなったのだろう。

朝日新聞デジタルは「予想外の展開?」毎日新聞ウェブ版は「非核化合意できず、非核化、経済関連の構想の前進は今後の協議へ」、読売オンラインは「事実上決裂 何も合意できず、将来の会談楽しみ」、産経newsは「非核化合意できず 今後の実務者協議に期待」、東京新聞は「合意に至らず 署名見送り」、京都新聞は「合意に至らず 署名なし 具体的は非核化措置の進展なし、朝鮮戦争の終戦宣言にも一致せず」、NHKニュースWEBは「制裁は解除せず 北朝鮮は制裁の完全な解除を求めたが応じられない。非核化の進め方合意なし」と伝えている。

北の金委員長の要求にトランプ大統領が一人で判断することはできないのだ。背後には中国の習主席、ロシアのプーチン大統領の存在がちらつくのだ。安易に譲歩はできないのだ。

今回の会談で玉虫色の共同声明を出しても後日、北がラジオ放送で身勝手な報道をされたりすることを避けたのだろう。第1回目の失敗はできないのだ。

次の会談は米の大統領選が終わってのことではないか。「米朝会談を急ぐな」ということだ。 

0 件のコメント: