2019年2月3日日曜日

アメリカと日本:トランプ大統領と安倍総理 国民を暴くことで馬が合うか

アメリカと日本則ちトランプ大統領と安倍総理と言うことになるが、2人とも国民を暴く事で馬が合うと思えるか。日本も安倍政権の政策是正のためアメリカのように「ねじれ国会」を目指せるか。 まずは参院選が正念場だ。非改選組もあるので直ぐに与野党の勢力が逆転することはないだろうが、衆院選に向けその流れを作ることが大事だ。

米国を見習え! 先の中間選挙で下院は民主党が取り戻した。トランプ大統領の愚策、ロシア疑惑、行き過ぎた「保護主義」にブレーキがかかり、まずトランプ大統領のメイン公約であるメキシコ国境での壁建設に赤信号が付いた。

予算化が拒否され政府関連機関の閉鎖という事態が続いたが、最後はトランプ大統領が折れた。

日本では、今アベノミクスの成果に疑問が出て安倍政権は窮地に追い込まれている。

日米政権共通にメイン政策が挫折しているのだ。

トランプ大統領の「保護主義」の拡大は国際舞台で先進国をも敵に回す状況になってきたが、今までの大統領とは違って「取引」に長けていることは確かだ。一方安倍総理は外交を得意とすると豪語するが、ほとんどが「譲歩」で国益に反していないか。

日米関係では軍備増強で防衛費はうなぎ登り、対プーチン大統領とは北方4島返還を夢見て要求される経済支援に前のめりだが、カネだけ取られる事に疑問を持っていない。

日本はEU圏とEPA、更にTPPに主導権を発揮したが、トランプ大統領の「保護主義」とは相反する動きをしている。トランプ大統領も黙ってはいないだろう。対日本では日米経済懇談会で無理を強要してくるかも知れない。

対北の拉致問題も米朝会談でのトランプ大統領の口利きしか可能性がなかったが、これもどうなるか。

トランプ大統領の「保護主義」は先進国間でも協調にひびが入り、そこに中国、ロシアが覇権の楔を打ち込んでいる。米国とうまくつきあえなくなった新興国が中国、ロシアに寄り添う。2国は主権拡大のチャンスとばかり軍備拡大で勢力を伸ばしてくる。

アメリカは2年後の大統領選で方向転換が出来るか。先の大統領選でトランプ支持だった地域がトランプ離れの動きが出ているらしい。

日本は、安倍一強から選挙では自民党が議席を伸ばしてきたが、今は選挙をやれば自民党の議席減らしが話題になる。専門家の予測では次の参院選では自民が20議席を減らし、立憲民主が議席を20増やすという。数字は別として動きとしてはそうだろう。

安倍総理の施政方針演説でも「これと言った内政、外交」はない。代わって2020年の東京オリンピック、パラリンピック、2025年の大阪万博頼みだが、いずれのイベントも大きな期対は出来ない。

近づくのは大阪でのG20首脳会議だ。安倍総理は存在感を出し人気挽回を目指して意気込んでいるだろう。

世界経済を主導するらしいが日本経済はどうなのか。成長率は最低、物価も2%に達しない。賃金の伸びはプラスと思っていたが実質はマイナスだった。海外からは輸出に頼らず内需拡大を言われていたが、相変わらずの輸出頼みだ。

EPA,TPPと実績を主張するかも知れないがトランプ大統領はどう考えるか。安倍だから仕方ないでは済まないだろう。トランプ大統領の「保護主義」を押さえて外観上は協調出来、共同宣言が出来れば御の字か。

我々に米大統領選での選挙権はないが、アメリカ人にはポピュリズムでなくしっかり考えた選択をやって欲しい。

日本は、あと3年で安倍総理とはお別れだ。しかしその前に引責辞任の可能性もある。取り敢えず自民ではなく野党に投票し「ねじれ国会」を目指すか。野党との政権交代でなく自民党内政権交代も考えられるが、こっちの方が可能性が高いか。


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