2019年2月16日土曜日

安倍総理が「最も美しい手紙」でトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦、何を考えているのか


16日のテレビで驚くニュースを聞いた。安倍総理がトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦した「最も美しい手紙」をトランプ大統領に伝えたと言うのだ。トランプ大統領が15日の記者会見で披露したらしい。急いで新聞社のデジタル版を開くと朝日、毎日、産経で確認出来た。

その内容は「私はあなたを推薦した。日本を代表し敬意を表しあなたにノーベル平和賞を与えるよう求めた」という内容だった。トランプ大統領は「私は恐らく受賞しないだろうがそれでも構わない」という。

確かに朝鮮半島の平和維持では金委員長との米朝会談は第一歩だった。北の核・ミサイル廃棄の「非核化」は廃棄行程で解決には至っていないがミサイルが飛んでくることは今のところ回避されている。

日本にとってもミサイルが飛んでこないことは一安心だし、独自のパイプを持たない拉致問題解決に米朝会談でのトランプ大統領の口添えは唯一の手段である。

見返りに高額な軍備を購入する約束は軍備縮小の動きに反するが安倍総理の対北外交では仕方ないことか。

ノーベル平和賞には政治的臭いが強い。オバマ前大統領もノーベル平和賞を受賞したが理由は「核拡散防止」だったと思う。しかし実体は拡散しているのではないかとみられている。

今、ノーベル平和賞に該当する活動をしている人を見渡しても難民問題に取り組んでいるドイツのメルケル首相は国内で反対が強まり引退することになった。

トランプ大統領の北の「非核化」に取り組む姿勢は朝鮮半島の平和維持、終戦宣言まで行けば平和賞者だろうが、米国内では国境の壁建設問題で大変な事になっている。民主党が予算を認めないと言うことで国家安全保障上の危機と言うことで国家非常事態宣言で壁建設費8800億円を確保したという。

来年の大統領選に向け自分の実績を誇張することに御執心なトランプ大統領に安倍総理が援軍を送ったようなものだ。

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