首長や役場職員は医療従事者か：予めの予定か、キャンセル分の接種か

 

変異型コロナによる感染拡大、医療機関は逼迫、自宅療養者で死者が続発、一方医療従事者接種、高齢者接種がなかなか進まない。接種の連絡は来ても、予約が取れない。 

こんな状況下では誰でも「我先に」と言う気持ちははやるが、新聞報道では町長や役場職員が優先して接種していると言うニュースが流れる。 

ワクチン接種には国が決めた優先順位がある。それでも優先順位から外れる公務員が「役得」とでも思われる接種を受けていたのだ。 

新聞報道によると接種を受けた町長の言い訳がおかしい。町長や役場の職員は新型コロナ対策で祖先して対応にあたらなければならず、「医療従事者」に該当すると言うのだ。 

又、当日キャンセル分が出て急遽接種者を決める必要が出て、町長に相談したら自分たちが接種するといったらしい。 

こういう事業は「公平性」を保つのが第一だ。不公平が出ることは行政にあってはまずいのだ。 

ワクチン接種には当日分の接種者を決め、キャンセルが出る場合のことを考え、予め接種ができるかどうかの確認をしキャンセル分については優先順位をつけ予備人数を確保すべきだ。 

一方、接種の連絡は来たが、予約が取れないと言う。特に高齢者は困惑する。私も車の免許更新で高齢者講習の予約を取ろうとしたがなかなか取れず困ったことがあった。 

接種を受ける側も慌てないことだ。副反応も出ているので接種を控える人もあるが接種する方がメリットが大きいのだ。 

私の住んでいる東京大田区はまだ連絡が来ていない。区の掲示板を見ると２１日までに届けると言う。菅総理は接種終了は「７月末までに」と言うが、９月、１０月までかかると言うニュースもある。

これでは東京オリンピックなんて論外ではないか。