政府が社会人の「リカレント教育」支援を強化するために「骨太方針」に明記するための具体策を盛り込むと言う。今、コロナ禍で雇用情勢が不安定、失業者増、非正規雇用者むけに無料で「学びなおし」を提供する大学などに補助金をはじめると言うのだ。
だが、通常でも「余剰人員」を企業は抱え、240万人とも言われている。経営困難になると一番先に首を切られ調整に利用されるのだ。
又、何らの目的もなく大学に入り、卒業後就職するが何がやりたいのか分からないままの卒業生もいる。
しかし、一度社会人になり幸運にも自分のやりたい仕事が見つかると、新しい知識を得るために「学びなおし」は必要になる。ミスマッチも回避できる。
よく経済学では衰退する産業からこれから伸びる企業へ労働力の移動はスムーズに進むと習ったことがあるが、労働力の移動はそんなに楽ではない。労働者に多大な苦労をさせるのだ。
新聞やテレビで大学に入りなおしステップアップしている著名人を見ると「さすが」と感心せざるを得ない。自分では大学に入りなおしての新しい知識の取得は大変と思うが、リカレント教育が一般的に成ればそういう抵抗もなくなるだろう。
労働のミスマッチを回避し、一人ひとりが自分に向いた仕事が出来ることは本人ばかりでなく、企業、国にとっても資源の有効利用になるのだ。
是非成功させてほしい。働き方改革も「学び直し」にも一役買うのではないか。
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