迫る自民党総裁選に向け主導権争いが勃発か。二階vs安倍、麻生、では菅はどっちだ。先の参院選広島で河井陣営に1.5億円の選挙資金が流れたことで「誰が決めたのか」問題になっていた。二階幹事長は「私は関与していない」と言えば林幹事長代理が「当時の選対委員長が関与」と甘利さんを臭わすが、甘利さんは1ミリたりとも関与せずと全否定していた。
ところが今、二階幹事長は「総理、幹事長が関与」と発言、当時の安倍総理と自分が関与していたことを認めたのだ。そんなことぐらい国民は知っている。選挙では安倍さんが応援に力を入れていた。背景にもう一人の自民党候補の溝手さんが 過去に安倍さんを酷評していたことに音を持って潰しにかかっていたのだ。
自民党が選挙資金を流したということになると幹事長も関与しているはずだし、当選後は二階派に入会していた。
ここに来て安倍さんと自分が関与していたことを認めたことは、最近の安倍、麻生、そして甘利さんらの二階包囲網があるのではないか。先の総裁選で二階幹事長が菅総裁のルートを築き、その後の主導権確保、自派勢力拡大に進んだ。
そういう二階幹事長の動きに自民党他派が警戒している。
安倍さんが何かと政治の表舞台をうかがっているし、麻生、甘利さんらと行動を共にしている。
安倍さんには地元で後継者問題があるし、二階さんにも後継者問題がある。どちらも立場を有利にしようという思惑があるが、安倍さんは再再登板を否定し、気の合った議員を擁立したいらしい。茂木、下村、甘利さんらの名前が挙がっている。さらに岸田さんも。
そして、菅総理はどうなのか。「よくやっている」と評価する一方で、新型コロナウィルス、緊急事態宣言、オリンピックで苦戦を強いられている。ここは「菅さん任せで様子見」とでもいうのだろうか。
政局も面白くなって来たが、新型コロナ、オリンピックを考えるとそれどころではないか。
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