2024年10月27日日曜日

政治の神髄は「明日枯れるかもしれない花に水をやる心」?:各党首の第一声、最終日の訴えを見る

朝日新聞に載った各党首の訴え
右が16日の第一声、左が27日の最終日の訴え


27日の衆院選投開票日が来た。「日本を変えること」ができるか。自公が議席を守り従来の政治を繰り返すか、野党が議席を増やし「政権交代」に一歩前進するか。自民党の裏金問題、旧統一教会問題に有権者がどう判定を下すか。

そして政治の神髄は大平正芳元首相曰く「明日枯れるかもしれない花にも水をやる心」が大切なのか(朝日新聞 「歴代首相 評価する」記事での担当記者が胸を打たれた大平正芳さんの言葉)。

政治家はいつも被災地を訪れ被災者に寄り添う姿を見せる。石破総理は第一声に被災地の福島を選んだ。能登にも足を運んだが何を思ったのか選対委員長になった小泉さんも早々と能登を訪れ被災者と握手している。

各党ともに被災者に寄り添う姿を見せつけた。

処で各党首の考えがどうなのか、16日の第一声と26日の最終日の各党首の訴えを比較してみた。

まず自民党の石破さん 

  16日の第一声はパーテイー収入の不記載(裏かねとは言わない)を反省、もう一度新し              い 日本をつくるという。最終日は公平公正な政党として出直す。無責任な人には国を任せられない。

何を言っているんだ。自民党政権こそ無責任ではないのか。裏かね問題は棚上げされ民主党政権を「悪夢のような民主党政権・・」と安倍さんのフィレーズで野党を批判する。

立憲民主の野田さん。

  16日の第一声は、裏かねが争点、怒りを共有、企業団体献金の廃止、個人献金を伸ばし一人一人を向き合う政治。最終日は自公過半数割れ、政権交代、企業団体献金廃止、政策活動費廃止。

一貫して自公過半数割れ、政治改革は「政権交代」と訴える

維新の会馬場さん

   16日の第一声は身を切る改革、信頼を取り戻す、クリーンを見える化。最終日は増税、国民負担増でなく身を切る改革を。

維新の力も落ちているか。斎藤前兵庫県知事、大阪万博では評判を落とすか。身を切るのであれば万博中止ではないのか。

公明党石井さん

   16日の第一声は政治への信頼をどの政党が取り戻せるか。政策を進めるのは自公政権しかない。最終日も国をリードしていけるのは自公政権しかない。

初めての総選挙、自らも立候補しているが、安泰ではないらしい。創価学界会員も高齢化で600万人に減少か。

共産党 田村さん

   16日の第一声は表紙が変わろうと裏かねの無反省、賃上げ無策、軍事一辺倒の自民党は変わらない。最終日は中小企業支援、新聞し応援、賃上げ働く時間短縮。

自民党の裏金問題を掘り起こしたのは「しんぶん赤旗」、やっぱり強い調査力、政策がぶれない。

国民民主 玉木さん

   16日の第一声は自分の懐を豊かにする政治家か国民の懐を豊かにする政治家か。手取りが増える経済政策、最終日は国民の懐を豊かに。現役世代を豊かに。

国民の懐を豊かにはぶれていない。手ごたえを感じたのか。

れいわ新選組 山本さん

   16日の第一声は消費税減税、10万円現金給付、社会保障費に引き下げ、最終日は消費税廃止、社会保険料減免、失われた30年需要と供給で取り戻す。

社民党 福島さん

   16日は保育、教育、介護医療に税金を、最終日は軍拡増税を止める、3年で消費税ゼロ

参政党 神谷さん

   16日の第一声は日本がどう生き残っていくかが争点、最終日は日本人、中小企業を守る。減税し、国民重視の政治。

各党の一つ一つの政策を見ると賛成だが、問題は現実路線とどう調和していくか。選択肢が多いだけに有権者は迷うか。



       





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