2024年10月9日水曜日

「推論」石破総理に代わって本音を:政策のトーンダウン、ブレまくり批判にこたえる

 毎回世論調査ではトップに位置付けながら今回5度目でやっと21票の僅差で高市さんに「逆転勝ち」し、総裁、総理に就任できた。しかし石破さん自身に確個とした人材が集まっているわけではなく党、閣僚人事は広く頼らざるを得ない。

石破さんの基盤の弱さから党内、野党に太いパイプを持っている森山さんを幹事長に、主要人事を実行した。刷新感、変化を感じさせる人事にはほど遠かった。

さらに、自民党自体に「裏かね問題」、「旧統一教会問題」での組織的関与が疑われる問題がある。

政治資金規正法の中途半端な対応、一度決めた「原則公認」も選挙を控え、国民、野党から厳しい批判が沸き起こっている。このままでは選挙に勝てないと解散前夜まで3日間、森山さん、小泉さん、石破さんで検討した結果、非公認を6人から12人に決めた。しかしメデイアは30人ほどが処分を回避できたという。

所信表明は自民党の従来の考え方に石破政権の考え方を加味して作成、代表質問に臨んだが、野党は過去の石破さんの考え方と整合性が付かないとトーンダウンしたとか、ブレまくっていると批判する。

しかし、政治には理想と現実があるが、実際に政権についてみると現実の事情が大きくのしかかってくる。メデイアは「持論、あいまいな答弁」とし「一議員として・・・」「首相でもある私の個人的な考え・・・」のフレーズを批判した。

当面は現実に対応しつつ理想を目指す政治をすべきではないか。今日の午後の党首討論でも同じ質問が繰り返されるが、考えに違いはない。

選挙運動中も国民の前で政策の理想と現実を明確に区別し理想に近づけるようにした。

今回の選挙では相当の議席数の減少も想定され、勝ち戻った旧安倍派の議員に攻勢をかけられる危険もあるが、国民の安全、安心を確保しつつ信頼され、共感される政治をやっていきたい。

こんなところが石破総理の本音ではないか。国民にとっては立憲の野田代表も言うように政権交代あるいは与野党拮抗の議席数までもっていきたいと思っているだろう。私が出てきた以上は、自民党も捨てたものではないと思ってほしい。

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2023.10.17掲載

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