2019年9月5日木曜日

安倍・内閣改造、党人事(2):大臣が変わったと言って何が変わる、誰がなっても同じこと

内閣改造、党人事をやると安倍総理が言ったとたんにメデイアは人事予想を流すが、大臣が変わったところで何が変わるというのか。誰がなっても同じことではないのか。テレビの報道番組、情報番組では名の知れたジャーナリスト、評論家を招いて情報交換する。

留任、横滑り、更迭の情報が入り乱れるが新しい人の入閣の情報はあまりない。外れる場合が多いのだろう。ある人が「専門家の予想はサルより劣る」といったことがある。素人の予想の方が当たるのだそうだ。

しかし、ジャーナリストや評論家は予測が当たらなかっても平気な顔をして政治問題でコメントをしている。責任を追及しないことが前提での情報番組なのだ。

安倍総理は「安定と挑戦」といったそうだが、あと2年何に挑戦するのか。

安定のためには今まで安倍政権を支えた麻生さん、菅さんは留任、幹事長の二階さんは安倍3選にもってきて、今度は4選を言い出した。本人は続投を希望していることは見え見えだが、どうなるか。安定というよりもチュッと異常ではないか。安倍さんにとっては好都合でも国民は疑問を持つのではないか。

新鮮さ、サプライズも必要だ。新鮮さと言うと当選回数の少ない人材になるが、若手でテレビにコチョコチョ出ているのは小泉さんか。安倍総理とは肌に合わないが、「できちゃった婚」を暴露されて安倍、菅の軍門に下った。人気と実力があっているのか。入閣させるとなると当選回数もある。ここは温存し表に立たない役をこなすか。

女性登用に拘っているが、まともなのがいない。総務会長で小渕、三原、高石さんらが競っているらしい。どちらかと言えばどうでもいいことか。

目玉は執念を燃やす憲法改正だが、どういう陣容にするのか。今は下村さんが推進本部長だが後がいるのか。議長を変えて推進するのか。参院議長は憲法改正への議論を進めると公言している。

二階さんを祭り上げる方法もあるが、萩生田さんが喋ってしまったのでやりにくいのではないか。

しかし、誰がなっても変わらない。

部会長などをやって担当大臣にでもなれば知識は持っているので大丈夫だろうが、いきなり専門外(?)となるとプレッシャーがかかるが、指名された議員で断った例はなさそうだ。「私は専門ではないのでチョット」でも言うなら2度と声は掛からないという。

ところがよくできたもので、答弁、記者会見の原稿は官僚が書いてくれる。質問取りもやってくれる。だから官僚の作成したペーパーを棒読みすればいいのだ。

今までの予算委員会でも答弁の度に官僚が助け舟を出すシーンをよく見る。恥ずかしくないのかと心配になる。

今まで6回、8回も当選回数を重ねながら大臣の経験がない議員は60~70人いるらしい。名前の知れた議員もいる。何故と思うこともあるが何か問題を抱えているのだ。「身体検査」で落とされ続けている人もいるのだ。

大丈夫と思ったのか、身体検査が不十分だったのか登用に失敗する事例がある。派閥の推薦らしいが不祥事が見つかったり、答弁もままならない議員もいる。

野党から追及され、任命責任を問われると、安倍さんは「任命責任は私にある」と殊勝なことを言うが今まで責任を取ったことがない。「ご本人が決めること」と辞任を本人の判断に任すこと常套手段だ。

哲学、歴史観の無い柔軟さだけでやってきた安倍総理だ。類は類を呼ぶでは情けない内閣になる。





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