2019年9月25日水曜日

小泉進次郎さん セクシーな話をしようよ、このままでは「化けの皮」がはがれる

小泉進次郎さん セクシーな話をしないか。このままでは話は旨いが、政策はない「化けの皮」がはがれるぞ。今回の気候サミットは小泉さんにとっては厳しい外交デビューになった。期待が大きかった分失望が大きな批判となって返ってくる。

「今日から変わる」「気候変動のような大きい問題は楽しく格好良く、セクシーであるべきだ」と言えばロイター通信が「セクシー発言」を世界に配信した。

「セクシーとは」と記者に聞かれるたびに「そういう質問はセクシーでない」と禅問答の応酬だ。専門家に言わせるとアメリカで「セクシー」とは魅力的な政策を持っているということらしい。

環境相に就任して間もない小泉さんだ。「美しい演説」は得意でも地球環境問題で具体的施策についてはいまだ勉強不足か。「就任して間もないので」と言い訳をしていたが、何もわからないで何故、気候サミットに出席したのか。グテレス事務総長は「美しい演説でなく具体的な政策を持ってこい」と言ってたはずだ。

日本は地球温暖化対策での施策に遅れを取っている。「石炭火力をどうするか」と問われ、「減らす」といったはずだが、「どうやって」と畳みかけられると「・・・・」としばらく無言で天井を見た映像が流れた。前評判の高かった小泉さんだからこんなことになったのだろう。

新聞で小泉さんが就任したいきさつが報じられていた。菅さんにアドバイスされ安倍総理は「ちょっとやらせてみるか」程度に考えたようでそれほど期待していたフシはない。

就任後の福島第一原発の汚染水の海洋投棄問題、台風15号での千葉県の被災地視察、そして今回の国連気候サミット出席では批判を受ける門出になった。

特に地球温暖化対策は先進国では遅れをとっている。6位のCO2排出量だが26%削減、今世紀後半の早い時期に「実質ゼロ」を目指すという。脱原発、石炭火力発電計画、自然再生エネルギーへの取り組みも不確実性が大きい。

そのほかに3年で限界が来る福島第一原発の汚染水海洋投棄問題、2045年にまでには汚染土の最終処分が待っている。環境相の任期は2年だ。どちらの問題も先送りできる。それとも被災者に寄り添いながら説得できるのか。

国会が開かれれば野党の質問攻めにあう。小泉さんにとっては正念場だ。メデイアの世論調査では、今のところポスト安倍のトップに立っているが、どうなるか。



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