閣僚、高官同士でやってきた日米貿易交渉も大枠で合意、日米首脳会談で正式署名と見ていたら、正式署名を見送るという。いつもの米国がけん制し、日本が更なる譲歩をするトランプ外交のパターンにもっていかれるのか。
前任者の茂木さんが「頂点が見えてきた」「大筋原則合意」などと発言し日米貿易交渉も順調に進んでいるのかと思っていた。「難しい交渉をよく頑張った」と国民にアピールする安倍政権の作戦だったのか。
思えば茂木さんは頻繁に訪米していた。担当大臣が訪米するのだから「やっぱり何かある?」と疑ってかからなければならなかったのだ。
今回の正式署名見送りでわかったことは日米相互に認識の違いがあったことか。
日本政府は「ライトハイザー通商代表が協定分にクレームをつけている」と言うのだが、もともと26日までに合意文書に署名できることは無理だったという。
交渉は、言われていた通り農産物vs自動車の攻防だった。
日本は市場開放はTPPの範囲内、自動車の追加関税発効回避だった一方、米国は農産物の市場開放、だめなら自動車への追加関税だ。
牛肉はTPPと同水準と言うが、そもそもTPPを離脱したのはトランプ大統領だが、米国の生産者がおおきな打撃を受けているらしい。これがトランプ大統領の再選に大きく影響するらしい。
トウモロコシは大量に日本が輸入することになった。その背景には中国がトウモロコシ輸入の約束を守らなかったために大量のトウモロコシが売れ残ったのだ。それを日本が飼料用として輸入するのだ。
日本政府は害虫駆除を目的としているが怪しい。安倍総理は買い入れは政府ではなく、民間が買い入れるのだと主張するが商社の反応は鈍い。
自動車については、日本は25%の追加関税回避の文書化を要求していたが、米国がクレームをつけ脅しをかけているらしい。同じことがカナダ、メキシコ、韓国でもあったが、いずれも数量制限で合意している。日本にもこの線で合意を強要するのではないか。
トランプ大統領と安倍総理とのプレゼント、ゴルフ外交、特別待遇のトランプ訪日を演出した両者の友好関係もトランプ大統領には通用しないのか。海外の首脳が眉を顰める友好関係も大統領選を控えては何の役にも立たない。
安倍総理はトランプ大統領の気を引くために、このほかにも巨額な兵器購入の疑惑もある。それでも各国首脳は「自国第一主義」のトランプ大統領を多国間交渉の持っていかす仲介を安倍総理に期待している。
得意とする外交、時間を見ては世界を飛び回る安倍外交への検証は政権交代しかない。今の政界状況では「はぐらかし答弁」で誤魔化されるだろが、意外にトランプ大統領のツイッターから暴露される可能性はある。
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