2020年3月3日火曜日

一斉休校、イベント自粛:「開始時」よりも難しいのは「終了時」の判断、間違えば傷が大きくなるばかり

小中高一斉休校や各種イベントの自粛要請が各方面から大きな問題を投げかけている結果になったが安倍総理の決断はどうだったのか。こういう政策は「始める時」より「終了時」の判断が難しいのだ。始める時は軽くやってみようと思ったかもしれないが止める時は成果が問われる。

成果が出ずズルズルやっていると社会に及ぼす負担が大きくなる。一方、途中で予期せぬ事態が発生すると「打ち切り」の判断も必要になる。

ISO9000番などで品質管理をやる場合はP→D→C→Aが大事になる。目標を決め、手段を選び常にチェックしながら進める必要がある。

ここ1~2週間が山場と言うがクラスターを封じ込めれば終息の方向性は出てくるのだろうが、若者は症状が出なくても感染している可能性があるとすれば、どうやってそういう感染者を封じ込めるのか。後後再燃化すれば大変なことになる。

子どもから大人には感染しにくいという報告もあるらしい。だったら学校閉鎖は効果が薄いのではないかとも思う。

安倍総理の政治判断はすでに北海道が先手を打ってやっていることが頭にあったのではないか。

感染症専門家、公衆衛生学者、危機管理専門家、政府に都合のいい専門家ばかりでなく広く専門家の意見を聞くべきではなかったのか。すでに始まったのだから「終了時」はそういった専門家の意見を広く集めるべきだ。そこから「封じ込めモデル」が出来上がってくるのではないか。

春休みが終わったのだから「これで終わり」ではウ責任過ぎる。




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