2020年3月4日水曜日

河井議員夫妻の秘書逮捕のもう一つの見方、黒川東京高検検事長の定年延長阻止への検察の意地か

広島地検は昨年の参院広島選挙区で当選した河井案里議員らの秘書を公職選挙法違反で逮捕したが、この裏には官邸が進める黒川・東京高検検事長の検事総長就任に向けた定年延長阻止への現検察の意地があるのではないか。

河井議員らの違反容疑はウグイス嬢への報酬が法定の上限をこえていたことらしい。法廷では1万5千円がだ実際には倍の3万円が支払われたという。逮捕されたのは秘書や河井陣営の幹部らしい。

秘書らが有罪になると連座制で案里議員は失職し、その夫も選挙運動に深くかかわっていたらしい夫の責任も追及されるだろう。この事件が明るみに出た時、即刻就任したばかりの法務大臣を辞職したことからも明らかだ。

たかがウグイス嬢に法廷の上限を超える報酬を支払っただけではないかと思うが、この事件は根が深い。

まず、広島選挙区は岸田さんの地盤で、現職が立候補していたが2人区と言うことで官邸が、もう一人の候補者を立て無理強いしたのだ。官邸が力を入れた結果、河井案里議員が当選し現職が落選した。岸田派の重鎮だったため岸田さんの求心力は低下した。

さらに、自民党本部からの運動資金は通常1500万円と言われていたが河井陣営には1.5億円と言う高額が支給され運動にも拍車がかかったか。

この公職選挙法違反容疑で秘書らが有罪になれば連座制で案里議員は失職し、法務大臣だった夫も何らかの責任が出てくるだろう。そうなれば安倍総理の任命責任が問われる。

バッジを取ろうとする広島地検はやる気だ。

そして、今検事総長人事がらみで安倍官邸が黒川・東京高検検事長の定年延長し検察人事をごり押ししようとしている。黒川さんは官邸の覚えがいいらしい。黒川検事総長になれば安倍官邸は検察も牛耳ることが出来るのだ。

それに対して現・検事総長は順当は検察人事を守ろうとしている。安倍官邸に対する抵抗を広島地検が担っているのではないか。

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