東京五輪延期が決まりそうになると、メデイアは「いつ開催」かと、ここ1~2年の各種連盟の競技スケジュールを挙げて時期の検証する。関係者は皆、難しい判断になる。選手の入れ替えもありうるし、今まで頑張ってきた選手が若い選手にとって代わる事態も発生するらしい。
2年後の新型コロナウィルスの感染がどうなっているかわからない。だれも想像できないが完全に抑え込むことが難しい。世界各地に感染が広がっているのだから、抑え込めたと思っていても、どこかで勢いを増すことも考えられる。
こうなったら、オリンピック開催に拘らないことだ。
各競技の国際連盟は世界中で試合を開催している。だから、世界選手権で代用し成績優秀者にはIOCから従来通りメダルを授与する方式ではダメなのか。どこで開催するかは各連盟が決めればいい。
また、何年か先に開催を先送りするにしても維持管理費はかさむばかりだ。東京都の負担も大きい。そんなことにカネを使うのであれば新型コロナウィルス感染防止のために使うべきではないか。誘致費などでおかしな経費が支払われたこともある。都民、国民に公開できない経費はぐんと上がるだろう。
さらに、盛り上がりに問題もある。やり直しになると「盛り上げ」に欠けるのだ。もともと東京への誘致では国民の支持が低かったことが選考に漏れた原因にもなっている。
何年か後に開催するとしてもコロナウィルスの抑え込みに日本が成功したと仮定しても、未だ感染が続き入国制限や「選手派遣せず」の国が出てくるかもしれない。
ここは、はっきり中止し、選手村のマンション販売など跡地利用計画は8月から実施したらどうか。あらぬ損害賠償の請求を受けることになりかねない。
聖火リレーも中止だ。いったんどこかの施設で保管することも考えられる。そもそも強風で何度か消えたはずだ。アテネで採光した聖火ではない。そんなものを見て喜ぶ国民がいるのか。
財政に余裕のある都市が開催誘致の名乗りを上げるオリンピックも今は財政負担で興味がなっている。IOCもそのことは知っている。だから2回先まで開催地を決めている。中止もあることを知ってオリンピックを考え直す機会にすべきではないか。既得権益者に振り回されてはいけない。
0 件のコメント:
コメントを投稿