2020年3月28日土曜日

東京で続く新感染者数40人台:小池知事「爆発的感染ギリギリ」と、若者に外出自粛を


テレビ朝日 報道ステーション 2020.3.27
3日連続で40人台、緊急事態宣言に進むか
東京で新感染者数増加が24日17人から25日41人になり、その後47人(26日)、40人(27日)となり40人台が続く。小池知事は「重大局面ギリギリ」といえば、西村担当相は緊急事態宣言の可能性について「現時点では総合的に判断して宣言はしないが半分は当てはまる」と意味ありげなコメントだ。

問題は感染経路が判明しない感染者が13人→24人→27日は18人と市中感染が増加していることは確かで大阪でも見られる。「全国的に急速に蔓延」すれば生活と経済に甚大な影響を与えることになり緊急事態宣言になる。

重症者が出たときに収容できる病院のベッドも東京では満杯で余裕がない状況のようだ。オリンピック選手村のマンションに収容することも考えられているようだ。

だから、感染者数を抑えるためにまず、今週末の不要不急な外出を自粛するように要請、更に来週末も継続するらしい。これで失敗すれば緊急事態宣言を出し、外出規制、場合によってはロックダウンということになりかねない。

専門家会議も警戒を緩めれば厳しい状況になるという。こういった動きの背後にはこのまま行けば、4月8日までに東京は患者数530人、重傷者数41人という試算が出ていることだ。

外出自粛を要請しているのも、若者は症状無くても感染し、外出することにより他人、特に高齢者に感染させる恐れがあるからだ。2週にわたり週末外出自粛に耐えるべきだ。

一人ひとりが自覚し、感染拡大防止に協力しなければ緊急事態宣言後は外出自粛、学校など施設の使用制限、医療設備の整備、更にはロックダウンが待っている。

日本の政治経済の中心地である東京が閉鎖されるとどうなるか。今は近県自治体が東京への不要不急な外出恵お自粛するよう要請している。

テレビの映像でロンドン、ニューヨーク、パリなどの様子を見ると東京はどうなるか。東京駅周辺のオフィス、霞ヶ関の官庁街、銀座など繁華街から人手がなくなるのだ。以前に車や人でのない通りを猫や犬が歩いていた写真を見たことがある。

安倍総理は「東京五輪で新型コロナウィルスに勝った証を」というが、今、小池知事も安倍総理も緊急事態宣言を出したくないのが本音ではないか。いったん出すと解除時の判断が難しくなる。もし宣言を出すのなら、どうなったら解除するか、国民にしっかり説明すべきだ。

小池知事は「国難」といい、国を挙げての対応の必要性を訴えるが、今は感染者の数値が一人歩きしている感じだ。きちんとした疫学的調査での情報がほしい。

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