2020年3月22日日曜日

東京五輪延期論に思う:何故、東京五輪「不参加」と言えないのか

東京五輪、延期か中止か。IOCも検討中の今、各刻のオリンピック委員会が延期を主張してる。選手にとっては4年に一度の一大イベント、この日に合わせて調整しているはずで、「不参加」とは言えないのか。

選手の健康、安全を考えると7月開催の東京五輪には「不参加」でいいのではないか。収束の当てもない。全世界に感染が広がり死者が多く出ている「戦争」状態なのだ(マクロン大統領、メルケル首相)。戦争なら中止もあり得る。

たとえ日本が下火になったとしても、海外ではまだ感染が拡大している。海外から選手が集まると日本でもオーバーシュートになり、今までの努力が吹っ飛ぶ。

IOCは延期も中止もないという。7月開催を念頭に置いているようだ。しかし複数のシナリオも検討しているともいう。

JOC,組織委員会では理事や委員が個人的考えとして延期論を打つと、TOPは不快感を示す。

安倍総理もG7電話会談の結果として「完全な形で」の実施で了解を得たというが、完全な形とは縮小もなく、無観客でもないということらしい。これじゃ中止だ。

新聞報道によると、ブラジルは延期をIOCに求めたという。ノールウェイは世界的に制御されるまで開催しない。正論だ。

米国は陸上、水泳で五輪延期を働きかけ健康、安全を最優先にすべきだという。カナダの水泳も米国に同調する。

「不参加」という国はまだ出ていない。収束のめどが立たず、人、モノの動きに制限、規制がかかっている以上は現段階で「不参加」というべきではないか。

「不参加」を宣言する国が増えれば、IOCも判断しやすくなるのではないか。WHOの判断に従うともいうが、他人任せにしてはいけない。WHOを信頼しているのか。

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