2020年3月9日月曜日

新型コロナウィルス肺炎(17):「歴史的緊急事態」を政治を私物化する安倍総理に任せていいのか

今進行中の新型コロナウィルス感染対策の「歴史的緊急事態」対応を恣意的で独断先行した安倍総理にまかせていいのか。ダイヤモンドプリンスでの感染者隔離、下船、海外からの入国制限の遅れ、そして小中高一斉休校要請など厳しい批判にさらされ、内閣支持率も下落、さらには米国も日本人の入国制限の動きも出てきた。

緊急事態対応など強気の姿勢だったが、ここに来て批判が止まらず弱気になっているのか。民主党時代の菅政権の時の福島第一原発事故での右往左往を「あの悪夢のような民主党政権」と笑ってはいられない。今の状態は「あの悪夢のような自民党政権」なのだ。

9日の国会審議では新型コロナウィルス感染症対策で政府の対応が追及されたようだ。一斉休校要請した安倍総理の政治判断に関連する会議の議事録は作成されていなかったようだが、行政文書管理基準では「歴史的緊急事態」に該当することになり、今までの経過を整理し作成するので時間がほしいという。

黒川東京高検検事長の定年延長も審議過程での議事録はなかった。安倍総理が自分の都合のいいように物事を進めるためには会議や議事録があってはまずいのだ。

一斉休校も「政治的判断」だったので関係者が集まって審議する「暇はなかった」のだ。テレビで解説する専門家も専門家会議では話が出なかったという。

急いで整理して作成するというが今井首席秘書官が担当するのか新聞ではごり押ししたようだ。

さらに、10日には新型インフルエンザ対策特別措置法改正案を国会に提案するというが、「緊急事態宣言」には慎重な考えを安倍総理は示した。私権の制限もできる宣言だ。安倍総理一派の恣意的宣言で自分たちの都合のいいように運用してもらっては困る。

検討過程が議事録で記録され、後後責任が追及されることになると「公文書が見つからない」「破棄した」など隠ぺいはできない。専門家を集め英知を集めて速やかに行動し、間違っていたら軌道修正し成果を出していく。P→D→C→Aが必要なのだ。


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