2019年4月22日月曜日

血圧改定130-80:治療目標値というがまたまた厳しいく、健康値は

読売新聞 2019.4.20

予定されていた高血圧の数値が日本高血圧学会から発表され130-80は現行指針より10も厳しくなった。治療するときの指針値と健康値(?)を区別し、今まで改定のたびに問題になった医者、製薬会社が儲かる数値批判に対応したのか。

90年代は160-95、年齢プラス90の時もあったが、140-90に緩和され今回は治療目標130-80に強化された。

これにより今まで高血圧患者が4300万人と言われていたのが6300万人に増加することになるのか。高血圧患者が数値で生産(?)されるのだ。患者が増えれば医者や製薬会社、薬局が儲かる。新しい降圧剤開発に製薬会社は大学病院など医療機関と組んでデータねつ造する。

それほど高血圧治療薬は両者にとって「おいしい」薬剤なのだ。

一方で、人間ドック学会、健保連は統一的な健康基準を発表している(2014.4)。

最高血圧129~147、最低は51~94だ。病気の基準はあったが、健康の基準はなかった。健康の物差しであって病気のリスクではない。これに対して日本高血圧学会は批判する。他の病気との関係、脳梗塞、心筋症などへの予防を訴える。

当然のことで薬に頼らず食事、運動、ストレスの回避など重要であることを指摘している。

でも考えるに、年齢が高くなると血管も老化し硬くなる、血圧も上がるのが常識だ。それを薬で血圧を落とすと体に回る血液量が不足する。それによる病気が怖いのだという説には納得が行き。

血流が悪くなると認知症になりやすい。治療している医師が言っていた。降圧剤を投与しているのに脳梗塞のリスクが2倍になることにきずいたというし、知人の奥さんがなくなったので手伝いに行くと「今日医者に行く日だった」と言う。起きてこないので寝室に行くと亡くなっていたのだそうだ。夜寝ている間に血圧が下がりすぎたのか。

私も他人ごとではない。医者の前で血圧を測られると血圧が上がるのだ。白衣高血圧と言うらしい。だからもう10年近く血圧測定したことがある。

健康診断で血圧が高いと指摘されたら最近の血圧測定値を示すことにしている。135-85付近を維持しているのだ。「これでいいでしょう」と言う医者もいれば、「家庭で測定する場合は130-80を指導している」という医者もいる。

私は、160-90を一応の基準にしこれを超えるようだと医者に行くことにしている。でも、風邪などで内科に行くと必ず「血圧を測りましょう」という。「高いですね」が次の言葉だ。その時はもう10年も血圧測定していて結果は135-85だと説明することにしている。

家庭での血圧測定も医者によって指導が違う。一日に数回測ると血圧はしょっちゅう動いているので一回でいいという。でも朝、晩と2回決められた時間付近では測っている。「寝起きてすぐ」と言う医者もいるが、ある程度落ち着いてからと言うことにしている。

測定回数は少なくとも2回だ。最初は高めに出る。平均値を取れという医者もいるがどうか。

測定器は上腕式だ。家電量販店でいろんな血圧計を試してきたが数値にばらつきが大きい。

また、5年後の改定時にどんな数値が出るか。高血圧患者は医者によって簡単に作られる。注意が必要だ。


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