2019年4月27日土曜日

朝日新聞政治意識調査から:安倍総理は信頼できないが政権交代より「安定」を望むか

4月27日、朝日新聞政治意識世論調査から、各メデイアの結果と同じで安倍は信頼できない(60%)が、今望むのは政権交代ではなく(53%)、安定政権を期待する(60%)結果だ。

世界経済の下降リスク、中国経済の下降下げ止まり(?)、欧州内政の混乱、国内では格差拡大で賃金上がらず、購買も控えデフレマインドは続く。財政支出か財政再建かで消費税増税の是非が問われている。

今の政治のリーダーは安倍総理であるが、その言葉には60%の人が信頼を置いていない。「政治家は言葉が大事」というが「焦点ぼかし」「繕い」「大風呂敷」の安倍総理こそ責任を追及されるべきだが野党は攻めあぐねる。その根源は安倍総理の発言であって何回国会で質問しても真意が不明、おまけに国会出席日数が多すぎると言い出す。

だから安倍総理への期待も57%があまり/まったく期待しないのだ。

だからと言って政権交代を望むかというと53%は望まない。政権交代が繰り返すのを期待しないのだ。

では、細川連合政権、民主党政権は何だったのか。細川政権はさっそうと現れた細川前熊本県知事の「日本新党」に新風を感じ期待したが、唐突な国民福祉税、細川さん自身にかかった政治資金問題で早期に辞任した。あの時国民福祉税が採用されたら今どうなっていたか。

民主党政権も長い自民党政権での腐敗、年金問題で「政権交代してみませんか」のキャッチフレーズに乗って民主党政権になった。税源の見えない大風呂敷の政策、「コンクリートから人へ」の政策転換、事業仕分けは国民に政策の是非を問うことになったが、権力の二重構造、財源不足で折角の政策も日の目を見なかった。

いつの間にか政局は「いつ解散総選挙か」に移って野党自民党は政権奪取しか頭になかったのだ。

運悪く東電・福島第一原発の事故対策はどの政権、だれがやってもうまくは運ばない超難問政策だった。当時の菅総理が自民党総裁の谷垣さんに「副総理格、復興担当相」での入閣を打診したが自民党は拒否した。その理由が「民主党政権に手を貸すことはない」だった。そんな自民党政権だからインフラの復興は進むが人間の復興は進んでいない。

こういった民主党政権でのいろんなことがあって、安倍政権を「他の政権に比べてマシ」と判断される根拠になり、選挙のたびに旧民進党の勢力まで持っていけない野党の悲劇が続く。

政党支持率も自民43%、立憲民主17%だ。野党第一党がこの調子では参院選、衆院選には勝てないと気が付いた枝野さんは各野党と共闘などの協議に入ったと新聞は伝える。

ということは、与野党間での政権交代でなく、政党支持率の高い自民党内での政権交代(いわゆる政権のたらいまわし」しかないのか。

安倍政権に代わるリーダーは誰なのか。菅さんが「令和」を紹介したため知名度が上がり突如ポスト安倍に躍り出た。岸田さん、石破さんはどうなるか。野田さん、河野さん、加藤さんらは論外か。

政権与党もごたごたしてきた。公明党は憲法改正で自民に距離を置いている。公明の代わりに憲法改正の必要性を説く維新の会が与党に加わるという話も出てきた。

安倍総理の任期も2021年まで、国政、外交で点数の稼げない時はレームダックしかない。G20会談に参加するトランプ大統領をどう利用しようとしているのだろうか。そのトランプ大統領もロシア疑惑ではかなり黒に近い報告書が出た。これから下院でいろんなことがあばかれるだろう。

モリカケ問題での安倍総理と並んで問題を抱えた日米両首脳だ。世界にどう評価されているのか。


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