2019年4月8日月曜日

ゴーン被告の特別背任(2):日本はゴーン夫人が言うように「怖くて危険な国」なのか


ゴーン夫人の言うように「日本は地獄のように怖く、危険を感じる国」なのか。日本は世界でも一番安全な国と思うが、ゴーン夫人に言わせると検察に自宅を急襲された環境ではそう感じたかもしれない。

要は悪事を企てず、疑惑で警察や検察に追われる身でない限り怖くも危険も感じない国ではないか。

今回は、ゴーン被告が特別背任に問われたオマーンルートで日産から支出された資金が回りまわってゴーン夫人が代表を勤める会社に流れクルーザーなどの購入に使われた私的流用の疑惑を解明するための早朝の家宅捜索であり、関係書類の押収、任意聴取の要請だった。

任意聴取は断ったという。その結果、地検は裁判所による尋問手続きを取ったが、ゴーン夫人は出国した。

何故だ。

ゴーン被告が言うように「無実」であれば正々堂々と任意聴取を受け、実情を説明すればいいだけに話ではないのか。

それを回避したということは背景に後ろめたい事情があったのだ。私的流用の疑いを強化する事態になった。

公判でこの事実を追及されると、裁判官の心証に影響を与える。

これだけの人脈で悪事を企てているのであれば、関係国の検察事情など知っておくべきではなかったのか。

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