2019年4月8日月曜日

ゴーン被告の特別背任(1):「無実」なら何故、夫人は尋問に答えず出国したのか

ゴーン被告が今回の一連の背任行為に対して「無実」を訴えるのであれば、どうして夫人は地検の尋問にも応じず出国してしまったのか。無実を訴えるのは良い機会ではなかったのか。それとも言われているように「事実」だから避けなければならなかったのか。

ゴーン被告に日産からの資金の一部を私的流用した疑いでキャロル夫人が代表を務める「ビューテイーヨット」のクルーザー購入の実態を把握する必要があるのは当然だ。

最初、地検は任意取り調べを要求していたが応じないために地裁による尋問請求の手続きをした。ところが夫人は出国し、それもできなくなったのだ。

6日に、パリでフランス政府に「助けて」とメッセージを送ったそうだが、政府からは音沙汰なし。「みんなに見限られている」と訴えたが、正々堂々とあらゆる機会で「無実」を訴えずに逃げていては同情も得られない。

11日に記者会見を予定していたが、再逮捕でできなくなるとビデオに収録しているので公開すると弁護団は言う。自信満々の弁護団が挑発を続けるのだろう。

しかし、ゴーン被告側の私的流用が実態なのだろう。だから尋問を回避し逃げたのだろう。

無実なら無実を訴えるいい機会を自ら失ったことになる。地検の聴衆を受けてメデイアで反論すればよかったのではないか。

出国したとなると、改めて日本への入国は地検が待っているので難しくなるだろう。海外にいるということはゴーン被告の命を受け、関係者との口裏合わせのチャンスも出てくるか。




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